2011年9月25日日曜日

フェードボールの作り方

「持ち球」を意識して、スイング作りをするとして、どんな「持ち球」を目指すか。

フェードしかないと思う。

ここで「フェード」というのは、出球はスタンスなりに真っ直ぐで、右に曲がる球。曲がり幅は安定してさえいれば、大小問わず。

大事なのは、絶対に左には曲がらないこと、打ち出し方向以上には左に行かないという安心感と、曲がり幅がある程度計算できること。曲がり幅が大きいと「フェード」とは言えない、とかはどうでもいいこと。

もちろん真っ直ぐ出て、最後まで真っ直ぐ飛べば理想的だけど、ストレートな球は、ちょっとしたズレで右にも左にも曲がる。それでは、ゴルフにならない。「ゴルフコースは、左右へ曲げる計算がたつほど、広くはない」(中部銀次郎『もっと深く、もっと楽しく。』) のだ。

中部さんの言葉を引用したついでに、同著の中にこんな言葉も。
わたしが思うには、ゴルフで上達するためには、どういうボールが打ち分けられるかよりも、どうやっても絶対に打たないボールをつくるべきかなのだ。
いつもはできるだけストレートボールを打つようにしているが、たとえ打ちそこなってストレートボールがでなかった場合でも、ボールはシュートするように心掛けている。
わたしにとっての課題は、ボールを絶対に左に曲げてはいけないことであり、いい方を替えてみれば、いつどう打ってもボールが左へいかないスイングを完成させなければならないということであろう。そのために、インテンショナルにフックが打てなくなることなど、さしたる問題ではない。むしろ、どんなにフックを打とうと思っても、ボールは真っ直ぐか右へ曲がるとしたら、これほどうれしいことはないのだ。 
身も蓋もない達観だけど、言い得て妙。目一杯捕まえてもストレート、それ以外は右へ曲がるとしたら、何てゴルフが楽なんだろうと思う。

では、ストレートではないとして、どうしてドロー(フック)ではなく、フェード(スライス)なのか。僕の場合、ドロー(フック)が打てているので、なおさらここが問題となる。
  1. ランが少ないこと
    よく言われることだけど、フェード(スライス)はドロー(フック)に比べて、ランが少ない。バックスピン量の違いなんだろうけど、これは自分自身も実感するところ。ランが少ないということは、1Wのフェアウェイキープにも、アイアンでグリーンオンするにも明らかに有利。
  2. 高く上がること
    フェード(スライス)はドロー(フック)に比べて、球が高い。これもバックスピン量の関係なんだろうけど、球は高く上がる方がいい。低い球を打ちたければ、番手を上げて小さく振ればいいだけだから。
  3. 曲がり幅をコントロールしやすい。
    これは理由は分からないんだけど、俗に「チーピン」と言われる、ひどいフックをプロでも打つように、フック系は時にコントロールを大きく失いがち。ドロー(フック)は怖くて振れなくなる。「目一杯つかまえてもストレート」のフェードが持ち球なら気持ちよく振れる。
  4. 個人的に好き
    スライスから始まったせいか、右を向くより、左を向く方が安心する。景色に慣れてるのかな。ま、気持ちよく立てることは大切なこと。
ま、何だかんだ言っても結論ありき。要は、フェードが打ちたい。何が何でもフェード・ヒッターになりたい。とりあえず、フェードボールの作り方を模索して、記録していこう。

0 件のコメント:

コメントを投稿