2011年8月25日木曜日

1人の人に師事すること

僕はレッスン・プロの本・記事等はほとんど読みません。読んだ時期もありましたが、今はほとんど読まないし、むしろ意識して避けています。

ゴルフを始めた当初から直接プロ(師匠)に教わっていて、師匠以外の言葉は雑音だと思っています。それが教えたがりなアマでも、レッスンプロでも同じです。師匠を信頼しているのはもちろんですが、スイングの考え方は人それぞれで、2人以上から話を聞くと余計な悩みが生じるだけだと思うからです。

師匠の教えは忠実に記録として残してあり、定期的にそれを見返し、自分の言葉にして、再度、師匠にぶつけて、共通理解が得られているか確認します。その上で、何人かのツアー・プロのスイングはお手本、参考にしています。自分の中でいいイメージをふくらませるために。師匠から教わったスイングのイメージと合わないプロは、たとえ好きでもお手本にはしません。さらに、実際のスイングに取り入れるときは、できるだけ師匠に意向を伝えて、意見を聞くようにしています。

師匠は人格的にも素晴らしく、ヘボな自分の意見も真剣に聞いてくれるし、かと言って、お客様扱いで何でも尊重する訳でもなく、ダメなものはダメ、時期尚早ならまだ早いと、ハッキリ言ってくれるので、大いに助かります。とにかくやれ、ではなくて、会話、やりとりを大切にしてくれます。唯一「とにかくやれ。」と言われた記憶があるのは、まだ数ヶ月の頃に「どこが悪いですか?」と聞いたら、「悪いところはたくさんあるから、1つ直せば上手くいく訳じゃありません。とりあえず今はここだけに集中してください。」と言われたときぐらいですね。率直な方です。

幸い、こういう師匠に出会えたことで、「他の人の言うことは雑音」という軸ができたように思います。

最近、藤田寛之プロのDVDを見ていたら、同じようなことを仰っていました。芹沢信雄プロを師事していることは有名ですが、片山晋吾からのアドバイスなども、いったん芹沢プロを通して、その上で採否を決めるという徹底ぶり。

僕みたいな何もわからないヘボならともかく、トッププロになってなお、その軸を微動だにさせないのは、すごいことだなと。自分もそうあるべきだとの思いを強くしました。

4スタンス理論に基づいて、B1とされる今田竜二プロ、岡本綾子プロのスイングDVDを衝動買いしてしまったので、気をつけろよと自戒の念をこめて。

とにかく一人の人に師事し、愚直に積み重ねるのみ。

0 件のコメント:

コメントを投稿