そして、90を目指すレベルでは、パーは狙って取れない。パーは単なるラッキーだから、できるだけダボを打たないことが重要。出入りの少ない、凸凹のないボギーペース。要するに、「全ホールボギー」が基本的な戦略になる。目指すは「ボギーゴルフ」。
もちろん、技術的にやむをえないダボはある。でも、ダボが少なければ少ないほど、「ラッキーなパー」が帳消しにしてくれる可能性が高くなる。
ということで、90戦略とは、ボギー戦略、「各ホールでボギーセーブするための」戦略。
- Par4のボギー戦略
- ボギーオン2パット狙いに徹する。
- Par4(400y)なら「180y→110y→110y」でボギーオン、のイメージ。
- 1打目(ティショット)はラクにポーンとレイアップ。150-180y運べば十分合格。ただ、ティショットで180y以上運べたら、ミドルアイアンが不要になる。練習クラブも絞ることができる。
- 2打目もラクにポーンとレイアップ。3打目に得意クラブのフルショットの距離(僕の場合PWの110y)が残るように番手を選ぶ(通常、8I以下で足りるはず)。中途半端な距離を残すと却って難しい。
- 3打目はグリーンオンを狙うショット。ここからが真剣勝負。でも、ラクにグリーンセンターを狙ってポーンと打つ。
- 「3打目に花道を使えるアプローチを残す」というのは、経験上、かなりボギーセーブ率Up。ただし、花道を使うアプローチがそこそこできることと、2打でグリーン手前まで運ぶときに無理をしないことが条件。1、2打目の難易度が上がって、そこで大きなミスをしたら台無し。3打目のショートアイアンに自信を持つのが先かな。
- Par5のボギー戦略
- ボギーオン2パット狙いに徹する。
- Par5(500y)なら、「150y→130Y→110y→110y」で』ボギーオン、のイメージ。
- 「Par5はミスを挽回できるから簡単」というのは上級者の考え方。ショットに不安の多いレベルでは、ミスにミスが重なって、却って大叩きになる危険なホール。Par5こそボギーセーブに徹するべき。
- 1打目(ティショット)、2打目、3打目はラクにポーンと運ぶだけ。4打目に得意番手の距離を残すことを考える。ただ、Par5の場合、短いホールだったり、そこそこ距離が出る人の場合、3打目で花道が使えるところまで運ぶ戦略はあり得る。でも、パーオン狙いは考えない方がいい。
- 4打目はPar4の3打目と同じ。グリーンオンを狙うショット。ここからが真剣勝負。でも、ラクにグリーンセンターを狙ってポーンと打つ。
- Par3のボギー戦略
- パーオンを狙ってもOK。ただし、グリーンに届く番手に自信がなければキッパリ諦める。
- 「ティショット→転がしアプローチ→2パット」のボギーのイメージ。
- ティショットは、ミスしても易しいアプローチが残る可能性が高くなるような番手、狙い方を選ぶ。
2パットで収める戦略は省略。戦略というよりも技術かなと思うし、自分にそれを語る資格が有るとは思えない。orz
さて、このようなボギーゴルフを遂行するために必要なスキルを抽出。
- Par4/5用の方向が安定したティショット(150y以上、できれば180y以上)
- ショートアイアンの自信(得意クラブを1本作る)
- Par3用に3-7I相当の番手でティアップして打つ練習
- 2パットで収める技術
たったこれだけ。Par3はぶっつけ本番と割り切ったら、ティショットクラブとショートアイアンの練習だけで良くなります。これぐらい絞りこまないと、ショートアイアンに自信が持てない。ショートアイアンに自信がないと、刻みに徹しきれず、無理して大きなミスを招く。ショートアイアンに自信を持つことがとにかく最優先だと思います。
ボギーオンでよしと割り切れば、ティショット用のクラブ1本以外は、スコアに直結する、ショートアイアンのフルショット、アプローチ、パッティングの練習に集中できる。ここで培った自信がさらに上を目指すときの土台にもなる。そういう意味で、こういう考え方で、ボギーゴルフに徹して、「90」を達成するのがベストだと思う。
かくいう自分自信も、一応、「89」は達成したけど、7パー、5ボギー、6ダボと出入りの激しいスコアで、ここで書いたようなゴルフは全くできていない。自分自身に言い聞かせる意味で、書いてみました。
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