2011年10月29日土曜日

出球の改善

ハーフショットでほぼスタンス通りに、真っすぐ出て、真っすぐ飛ぶようになってきた。ドライバーも気持ちよく振って、イメージ通りのところに球が出ていく。この感覚はいつ以来だろう。本当に久しぶり。

もちろん、スイング修正の方向性が見つかっただけで、修正はこれから。

まだ、フルスイングをすると、引っかけも出る。でも、引っかけるときは、だいたいトップより前の段階で分かるようになった。あ、今外に上げたなって。これは大きな成長。最近まで、気持ちよく振ったら左に行くのでどうすればいいか分からないという感じだったのが、気持ち悪さを感じられるようになったんだからこれは大きい。

最近、練習量もラウンドペースもあまり確保できないので、短期で成果は出ないだろうけど、自宅で素振りとかしながら、ベスト・スイングを目指していこう。

で、出球がスタンス通りにまっすぐになったら、次は、「絶対に左に曲がらない」球筋をしっかり作っていこう。

2011年10月24日月曜日

不調脱出の兆し

グリップと体の距離を保つで書いた気づきの続き。今日のレッスンで、そこを意識してみた。

結果的に、かなりインサイドに上げる感覚になる。軌道が変わるので慣れるまで少し時間がかかり、また、トップもなかなか安定しない。でも、慣れて、安定してくると、はっきりとこれまでとはバックスイングの感覚が違うことを実感した。極端な言い方をすると、これまでは横に上げていたのが、後ろに上げるように変わるぐらいの感覚。ま、実際は、以前はこう上げていたのが、いつの間にかおかしくなっていたってことなんだろうけど。

平たく言うと、「アウトサイドに上げていた」、「プレーンより高いところに上げていた。」ということになると思う。その結果、気持ちよく振ると、アウトサイド・インの軌道になって引っかける。無理にインサイドから下ろすと、軸がブレブレでおかしくなる。要はそういうこと。


ただ、本人はそんな振り方をしている意識はないので、なかなか気づくことができなかった。修正した軌道だとかなり違和感があるので、それだけ長い時間、間違った軌道で振り続けてきたんだなと思う。もしかしたら去年末からずっとかも。その頃から、出球が真っすぐ行かなくなったような記憶があるから。


修正後のスイングでは自分自身で軸を感じられ、自然とその場でくるんと回る動きになりやすい。軸を背中側でなく、お腹側にイメージしてしまっているときに陥りやすいミス。今回はこのチェックポイントも意識してたんだけど、正しい軌道をみつけて、修正ができて初めて、「あ、やっぱり軸のイメージも狂ってたんだ」と気づいた。このチェックポイントは今回は結果論になってしまった。

ま、いずれにしても不調脱出の突破口が見えた。修正後のプレーンを意識すると、出球がかなり揃うようになった。もちろん1つ直せば、あちこち直さなきゃいけなくなって、しばらくは修正スイングの形づくり、体に動きを覚えさせる時間が必要。一気に好調って訳にはいかないと思う。でも、今までは、いくらやっても突破口がが見えなかったのに対し、大きな方向性、スイングの修正課題はみつかったので、だいぶ気が楽になった。

あとは練習時間さえ確保できれば、どんどん良くなっていく、という感触がつかめた。今日の練習は最後の3球を、ドライバー、7I、PWで打ってみたけど、どれもここ最近はなかったナイスショット。出球がスタンス方向にまっすぐで最高の気分。

今度こそ、不調を脱して、好調になる手応えあり。

2011年10月23日日曜日

HS

SRIXON Z-TX(10.5)、SRIXON Z-TX TOUR 420(9.5)、LEGACY BLACK(10.5)の3本のドライバーを試打。

SRIXON Z-TX(10.5)、LEGACY BLACK(10.5)は、球が上がりすぎ傾向。キャリー220-230y、トータル240yぐらいの数字が。サイドスピンはわずかにスライス回転。理想的な数字。

SRIXON Z-TX TOUR 420(9.5)は、低い弾道のライナー系。サイドスピンはわずかにスライス回転が多くなるけど、大差なし。ただ、シャフトがいつもより硬くて、切り返しの間が取れずミスが出る。そして、ミスに対してシビアなヘッド。かなりしっかり叩かないと球が上がらず、距離をロスする。好みではあるんだけど、腕前が追いついていない感じ。

どのクラブも「欲しい」というところまでは行かなかった。数値上は、エースドライバーより良さそうだけど、実際はどうか分からないし、飛ばしより易しさ優先。エースドライバー以上の易しさは感じられなかった。

ちょっと驚いたのがHS。どのクラブでも、コンスタントに43m/s台が出る。スムーズに振れたと感じるときは44m/s台。SRIXON Z-TX TOUR 420で球を上げようと思って、目一杯振ってみたときに、2回45m/sが出た。体力的な向上があるとは思えないけど、HSがかなり上がってきている。減量の成功で体がスムーズに回っているのか、それともプレーンが良くなったからなのか。

ま、よく分からないけど、普通に振って43m/s台なら、ミート率が上がれば、女子プロぐらいの飛距離は出るはず。HSを上げようとか、飛ばそうとか思わずに、ミート率と方向性の向上だけ考えれば、ドライバーショットは十分ということ。

新しいドライバーとか、余計なことは考えずに、今のクラブでナイスショットをすることだけを考えよう。

2人のベストスインガー

マスターズGCレディース3日目をテレビ観戦。今年で引退ということもあり、古閑美保プロの映像がよく流れる。ゆっくり、スムーズで、力み・歪みの全く感じられないスイング。特にドライバーはお手本にしたくなるようなキレイなスイング。今年で引退は残念。レッスンDVDとか出せばいいのになぁ。

男子のブリジストンオープン3日目もテレビ観戦。こちらも大好きな宮本勝昌プロが上位で活躍。去年6月の日本ゴルフツアー選手権以来、久しぶりにスイング映像をゲットできた。宮本プロも力み、歪みの感じられない、スムーズなスイング。チーム芹澤、藤田プロの盟友ということもあり、応援しています。

2011年10月22日土曜日

グリップと体の距離を保つ

打っても打っても出球が真っすぐにそろわず苦戦。特に意識せず振ると左に引っかけて、引っかけを意識すると右に押し出す。振れば振るほどおかしくなる。

すっかり頭に血が上りきったところで、イライラしながらミニ・振り子スイングの練習に。案の定、ミニ・振り子スイングでも出球がそろわず、挙句の果てには、30yなのに左に曲がったりする。

で、30yで思い切り引っかけた瞬間気づいた。(ミニ・スイングの)トップで既に、クラブが外に上がっている、と。なぜかは分からないけど、切り返しから真っすぐ左に振っている感覚。インに上げて、まるく、インに振り抜いていく軌道とは程遠い。

原因と対策がわからないので、小さく、ゆっくり振りながら手探りしているうちに、ふと気がついた。どうも、始動時に、グリップが体から離れて、右に動いている。そこで、グリップと体の距離が変わらないように始動するイメージを持つと、今日は全く不発だった、真っすぐな出球が続く。試しに、そのイメージでフルショットをしたら、これまた超久しぶりに、まっすぐ出て、まっすぐ飛んだ。

アウトサイド・イン傾向は気づいていたけど、てっきり、切り返しの問題だと思ってた。バックスイング、トップはいい形になっていて、でも切り返しの動きが悪くて、外から下ろしてしまっていると思っていたけど、原因は意外とテイクバックの軌道だった。

残り20球ぐらいでこのことに気がついたので、また明日以降試してみないとなんとも言えないけど、不調脱出の光明が差した。

やっぱり調子が悪い時は、小さく・ゆっくり振る「ミニ・振り子スイング」に限る。

2011年10月18日火曜日

ショット数は減らせない?2

ショット数は減らせないの観点から、過去のラウンドを振り返ってみる。省エネで「スコア(ショット数+パット数)」という表記方法を取ります。
  1. 直近ラウンド:102(69+33)
    • カラーから1パット、とカラーから2パットが各1回ずつあって、これがショット数にカウントされているので、そこを修正すると、「102(67+35)」
    • 「54」を13オーバー。全くボギーゴルフができてない。
    • ショットの練習が最優先。
  2. ベスト:89(56+33)
    • カラーからパターの寄せを修正すると「89(55+34)」
    • 限りなくボギーゴルフに近いショットで、パッティングで2つ凹ませての89。
  3. ベスト2:91(55+36)
    • カラーからパターの寄せを修正すると、「54+37」
    • ショットはボギーゴルフ。パットで1オーバー。
  4. ベスト3:92(54-38)
    • カラーからパターの寄せを修正すると「51-41」
    • ショットは自己最高の出来だけど、パットがひどい(この日はグリーンが激重でおかしかったのであまり気にしてないけど)。
ざっと過去のラウンドの(実質)ショット数を振り返って分かることは、いいスコアが出てる時は、ショット数が54前後だということと、パット数は減らせない(アプローチが寄らない、1パットは狙えない)、ということ。よほど、アプローチ・パッティングが悪ければ別だけど、基本的にはショットの良し悪しでスコアが決まっているということ。

もちろんショットの乱れをカバーできるぐらいに、アプローチ・パッティングを磨こうというのは1つの考え方。でも、ショット力を「54」程度に引き上げることは、最低ラインだと思う。アプローチを寄せて、もしくは、長めのパットを沈めて、パット数を1打減らすより、ずっとずっと優先すべき課題だと思う。

「ショット数54」を1つの目安にして、ボギーゴルフを目指そう。基本的には、長いPar4/5は刻んでフルショットでボギーオンを狙い、Par3や短いPar4/5はあわよくばパーオン、逃してもアプローチでボギーオンを狙うことになる。十中八九成功する選択に徹して、ショット数54を達成しよう。

ショット数は減らせない?

過去10ラウンドの平均スコア・パット数が「98・35」でした。ちなみに過去20回だと「101・36」、2011年だと「100・36」。だいたい似たような感じ。

キリがいいので、2011年平均の「100・36」を使って考えてみる。

パット数が36なので、アプローチを含むショット数は64。オール2パットのパープレイ(72)ならショットは36、オール2パットのボギープレイ(90)ならショットは54だから、パープレイより28打、ボギープレイより10打も余計にショットを打っているということ。

ここで大切なのは、この10打は、ショット・アプローチの練習で絶対に減らせるショット数だ、ということ。
  • 林に打ち込んで出すだけ
  • OB
  • ダフリ
  • 8I以下でグリーンを外す
  • バンカーでホームラン、脱出失敗
  • SW、LWのショート
  • 傾斜(最近は特につま先上がり)でミス
他にもいろいろあると思うけど、今思いつくのはこんなところ。最近、アプローチでの大きなミスはないので、この10打はショットとバンカーショットと考えてよさそう。

セカンドを刻んで、8I以下でボギー・オンを狙うにしても、セカンドでグリーン周りに運んでアプローチでボギー・オンを狙うにしても、「最低でもボギー・オン」はできないとおかしい。そこそこのショット、せいぜい70点のショットをつなげば、ボギー・オンできるはず。ショットとバンカー・ショットで、70点さえできていないということ。

繰り返しになるけど、これは絶対に、ショットの練習で減らせるショット数。

自分がストレスを感じているのもここ。グリーン上で1パットで沈められなくても、アプローチが寄らなくても、セカンドが乗らなくても、ティショットが飛ばなくても、それ自体は大したことではない。ただ、3回で乗せる(Par3なら2回、Par5なら4回で乗せる)という簡単なことさえできないことにイライラする。

練習場でショット練習をするとき、「ボギーオンのためのショット」を練習していることを強く意識しよう。きっと、ボギーオンに必要のないショットの練習にかなり時間を費やしていると思うけど、それは現時点では良く言えば背伸びしすぎ、悪く言えば無駄、むしろ有害。

「ボギーオンのためのショット、アプローチ」という意識で、自分のゴルフを見直そう。

心の支え

昨日はひどい乱調で、力んで振り回すから肩・背中が筋肉痛だし、ダフリすぎて手がまだ痛いし、つぶれたマメの上にさらにマメができてキーボード打つのも痛いしで、とにかく散々な練習だった。自分の下手さに飽き飽きしていた。

ただ、最後の1球。これを打ったら終わりにしようと決めて打った8Iでの1球が、本当に久しぶりという感じの、芯で打って、真っすぐ出て、曲がるとしても右かな・・・という雰囲気だけど曲がらないでキャリー140yのナイスショットだった。力みもなく、腰がしっかり回って、クラブの軌道もキレイにインサイド・インでスムーズに左に振り抜けて、フィニッシュもスッと左足1本で立てる状態。

多分、500球ぐらい打ったけど、その中でのベストショットが最後の1球で出てくれた。

これで何とか気持ちが前向きになれた。心の支えになるナイスショット。

あのショットのイメージを大切にして、たくさん素振りをしよう。

タイミング

今日はレッスン日。レッスン前に1時間ほど打ち込むが、1打ごとにスイングが違い、球もあちこちに散らばる。

自分なりに気づいたのは、インパクト後、クラブをアウトサイドに放り出すような軌道になることが多い。これでは絶対にフェードにはならない。左に曲げるのが怖くて、左に振り抜けなくなっている。悪循環。しっかりと体を回して、左に振り抜く意識が必要。

プロからの指摘はこんな感じ。

スイングの形は悪くない。ただ、タイミングがバラバラになっている。バックスイングの捻りが浅いまま切り替えして、タイミングがずれて、その結果、クラブの動きも外から入ったり、寝て入ったりしている。スイングスピードを落として、トップで肩をしっかり回せば、それほどタイミングはずれない。その練習を繰り返して、正しい切り返しのタイミングを体に覚えさせて、徐々にスイングスピードを上げていく。まずは、形を作るために、ゆっくり振って、動きを確認することが大切。

5%の余力なんて書いた直後に、トップで肩をしっかり回せと言われてしまう。ゴルフは本当に難しい、行ったり来たりだなあ。とにかく左には打ちたくない。たとえドローでも左に曲がるのは嫌だし、引っかけなんか問題外。トップで肩をしっかり回すことでクラブがインサイドから下りてきて、軌道による引っかけが出にくくなる。極端に閉じたフェイスによる引っかけもあるけど、その対策はまだ考え中。

プロの指摘のとおり、全体的に速く振りすぎ。バックスイングもダウンスイングも。ゆっくり上げて、ゆっくり振る。8割の力感ぐらいで、ポーンと振ると、ミスの程度がかなり軽減される。引っかけもフックも小さくなる。目一杯振ると目も覆いたくなるようなミスも出る。今は、とにかくゆっくり、丁寧に振って、形を作り上げる時期。

気を付けたいのは、「振り幅」と「力感、スピード」の違い。大きなトップを作ると速く振りがち。でも、トップでしっかり肩を回して、かつ、8割の力感、5割の力感、ってのも当然ある。求められているのはそれ。振り幅自体をコンパクトにして肩が入らないのもまずいし、大きな振り幅で目一杯振るとスイングを壊しがちでさらにまずい。大きなトップから、8割程度の力感で、気持ちよくポーンと大きなフィニッシュまで振り抜く練習が必要。その動きの中で、切り返しのタイミングを体に覚えさせる。

とにかく調子が悪いと向きになって振り回しがち。昨日は明らかにそんな状態で、現在の体の疲れ具合も普段の比じゃない。ムキになって振り回してもスイングは作れない。小さな動き、ゆっくりな動きの練習から、地道に積み上げていくしかない。

今回指摘を受けた部分は、一人で練習していても多分気づかない。「タイミングが悪かった」という風に認識できなかったと思う。不調脱出の鍵となるかはまだわからないけど、自分に欠けていた視点を得たという意味で、とても有意義なレッスンだった。

2011年10月17日月曜日

5%の余力

『飛ばしのゴルフ・レッスン』(宮本勝昌)をパラパラとめくっていたら、気になるフレーズと出会った。以前読んだ時は、それほど気にしなかったんだけど、今回は妙にツボ。お気に入りレッスン。

トップでは体を最大限に100パーセント捻転させないと、飛ばしのパワーをためることができないと誤解しているアマチュアは多いのではないだろうか。しかし、まだ捻転できるくらいの95パーセントのトップで十分なのである。それ以上捻転させてしまうと、正確にボールをヒットすることができなくなる。・・・また、トップで限界を超えてしまうと、余力がなくなってしまい、ダウンスイングが惰性になってしまう。トップで余裕があってこそダウンスイングでフルパワーを引き出すことができるのだ。

なるほど、と思った。「余力」という言葉が気に入った。確かに、トップで目一杯捻転してしまうと、捻り切った反動で上半身から打ちに行ってしまいがち。トップで余力があるぐらいで、ちょうど、切り返した瞬間が最大捻転になりそう。

95%っていう表現も絶妙。8割、9割ってのはよく言われるけど、かなりコンパクトになるイメージ。飛ばそうという気持ちを捨てなければ8割スイングには徹し切れない。でも、「95%」なら、「飛ばしを狙いつつ、余力を残す」っていうニュアンスがよく出た数字設定だと思う。気に入った。

個人的には、飛ばしにそれほど強いこだわりはないので、「8割スイング」の方が徹底してて良いとは思うんだけど、例えば、ドラコンホールとか、たまには飛ばしたくなることもある。そういう時でも「5%の余力」を残したトップを意識してみよう。

これはナイスレッスン、と思う。

2011年10月16日日曜日

ロフトの壁

久しぶりにブラッシー(14度)を打ってみた。

十分な高さが出ず、170-180yの高さ表示付近のネットにライナー性の球が飛ぶ。

以前はもう少し球が上がったんだけど、やっぱりシビアなクラブだと再認識。

スイングをいじってて、FWも少し乱調なのでしょうがないかと思ったら、4Wはビシバシ当たる。キャリー200yを真っすぐ運べる感じ。やっぱり、4W(17度)と2W(14度)の差は大きいらしい。

今は、スイング修正中で気持ちよく振り切れないから、ヘッドスピードも落ちていると思う。その結果かなと思う。ただ、その程度のことで、これだけ差が出るシビアなクラブということ。

やっぱり、現実的な認識として、4W(17度)が、芝の上から打つクラブとしては、限界ロフトと考えよう。

PWの10球テスト

ショットの調子が良くなってきたので、PWで「10球テスト」。ターゲットを決めて10球打つ。許容範囲にが何球、左右のミスが何球かをチェック。感覚ではなく、客観的な数字で、成功率とミスの傾向を把握する。

7球が許容範囲(うち6球は納得、うち1球は結果的に許容範囲)、2球つかまらずに右にミスして、1球引っかけて左にミス。

PWの場合「十中八、九」ターゲットに運びたいから、満足してはいけない結果だけど、少し前の調子を考えると一応よしとしよう。特に、出球が意図した方向に出るようになったのはいい。また、左へのミスが1球というのもいい。左へのミスをを消せるスイングを確立したい。

ただ、左への1球のミスの質はひどい。結果はそこそこなんだけど、切り返しで上半身からうちに行ってしまって、体の右サイドが思い切りかぶって、引っかけフックになりそうなのをとっさに、インパクトで逃して、かろうじて軽い引っかけに収めたもので、ミスの質としては最悪の部類。まだまだ悪癖が抜けていない。本番でこういうミスが出ると、怖くて振れなくなるから、丁寧に直していこう。

何球も連続で打っていると、ナイスショットに気を取られて、ミスに目をつむりがち。10球テストで、成功率とミスの傾向をシビアに認識すること、成功率を高めつつ、ミスを一方向にすること、ゴルフの精度を上げて、80台のゴルフを目指そう。

2011年10月15日土曜日

脱引っかけ・フック

「フック」と「引っかけ」の克服について、こんな記事を書いた。その続き。
  1. フック
    バックスイングで左手首の甲を伸ばす動きが無意識に入っていることに気づく。そのまま下ろしたらフェイスがかぶって、左を向いている。もちろん実際、どう下ろしているのかまでは分からないけど。アドレス時のグリップの形を保ったまま上げることを意識して、切り返しからは、意識的に手首を返したりはせず、自然に任せる感じにすると、フックが出なくなった。
  2. 引っかけ
    丁寧に素振りをしていたら、グリップの軌道が軽いアウトサイド・インなことに気づく。下半身始動とか以前の問題として、手の動きが悪い。グリップ自体がインサイドから下りてくるように念入りに素振りをして、そのグリップの軌道に、切り返しで間を取って乗せるように意識したら、出球がかなりまっすぐにそろうようになった。軸回転とか下半身始動とかも大事だけど、手自体の動きも大事、下半身始動で、軸回転さえできれば、正しいスイングに自然となるという訳ではないという、当たり前のことを認識した。
結果、アイアンは、スクエアに構えて、ストレートに狙える感じになった。FWも当たり外れはあるけど、いい状態に。とにかく、引っかけが出なくなったのは大きい。ドライバーだけはまだちょっと乱れているけど、良い球と半々という感じ。全体的にかなりいい状態にはなった。

まだ、ドライバーは右に曲げて打った方が安定している。球が飛ぶ想定範囲も明らかに狭くまとめられる。やっぱり曲げる方が簡単。

スライス打ちの練習で下半身を使う意識が強くなりすぎで、真っすぐ打つスイングがやや不安定になった。この1年間、無駄を排して、できるだけシンプルな動きを作ってきて、だいぶイメージ通りに振れるようになってきたけど、そこにまた無駄な動きを取り込んでしまった感じ。

でも、大切なのは結果。スイングは手段であって、目的ではない。今は感覚で、右に曲げていて、自分がどう曲げているのか、はっきりと認識できてはいない。真っすぐ打つための基本のスイングがあって、そこにアレンジを加えての、右曲げ。そのアレンジを自覚できれば、いいなとは思うけど、難しい。

とりあえず、根強く悩まされていた引っかけ・フックでの左へのミスをかなり抑えられそうな感触がつかめて、少し気持ちが前向きになれた。

球を曲げる練習の課題

球を曲げる練習の限界で、「本球での曲がり幅が分からない」ということを書いたけど、それに引き続いて、練習で球を曲げる練習をする上での課題。

球を曲げる練習をする以上、球の落ち際ま、どんな曲がり方をしたかが見える必要がある。右に曲げることだけなら簡単だけど、その曲がり幅を安定させること、できれば曲がりを緩やかにすることを考えると、当然、曲がり方を把握しなければいけない。

そうなると、どの練習場でもいいという訳にはいかない。

プロのレッスンを受けている練習場は、奥行240yで、左右の幅も広く、文句なし。ここならドライバーでも球を曲げる練習ができる。ただ、家からは車で20-30分ぐらいかかる山の上でちょっと遠い。

自宅から近く、土日の練習によく使う練習場は、奥行100yのところと、奥行150yのところ。基本的に小さい振り幅で、真っすぐ打つ練習に専念していたので、奥行き100yでも全く問題はなかった。

ただ、曲げる練習をするとなると、奥行100yならせいぜいPWぐらいまでしか使えない。奥行150yでも170y以上のFWだと球筋を把握しづらいかな。どちらもドライバーの球筋を把握するには不十分。

今までは「真っすぐ」を目指して、曲がったらミスだから、曲がったことさえわかれば十分だったけど、曲がり幅が問題となると、やっぱり広い練習場でなければ。

2011年10月13日木曜日

ミスの傾向と対策

最近のミスの傾向について考えてみる。

まず、基本的な考え方として、軸を中心にクルンと回って、ボールを、アドレスと平行に真っすぐ打ち出して、目標まで真っすぐ飛ばしたい。

そういう意識で振って、多いミスは、「引っかけ(出球がいきなり左)」と「フック(出球は真っすぐだけど、左に大きく曲がる)」だと思う。複合した「引っかけフック」もある。共通するのは、どの球も「危なすぎる左へのミス」ということだ。ゴルフ、スイングがボロボロになる危険がある。

その他にも、「プッシュ(右に出て真っすぐ飛ぶ)」や「プッシュスライス(右に出て右に曲がる)」もあるけど、これはナチュラルなミスというよりも、「引っかけ」、「フック」を嫌って、修正しようとしたときに出がちなミス。いわば薬の副作用みたいなもんで、ここにとらわれると、本質を見誤る。

もっと言うと、ここ半年ぐらい、ラウンドで「ナイスドロー(やや右に出て、緩やかに左に戻る)」が出て、満足の距離が出ることが多かったけど、これも別に狙ってやっているわけではなくて、自然に振ると左に曲がっちゃうから、しょうがなく右を向いて、曲がりが小さければ、ナイスドローになっているというだけのこと。極論すると、ナイスドローも実はミス。真っすぐを意図して、左に曲げてしまっているんだから。

ということで、向きあうべきミスは、「引っかけ」と「フック」だと思う。

このブログを見る限り、2009年12月にはもうドライバーのチーピン(フック)には悩んでいる。まだ、他のクラブでフックが出るってことはなかった気がするけど、自分が「フッカー」だという意識がびっくりするぐらい希薄で、いつからフックに悩んでいるのかハッキリしない。まぁ、1年近くは悩んでいるかな。

引っかけも結構長く悩んでいて、でも、あまり原因を追求せず、ミニスイングで出球をそろえる練習だけを考えていた。実際、それで(一時的には)治るので。でも、すぐに再発。何かを直さなければいけない。

プロに相談したり、自分で色々試したりして、最近ようやく自分なりに原因が整理できつつある。
  1. フック
    単純にリストターンしすぎ。少しリストターンを抑えたほうがいい。クローズド・スタンスで球をつかまえる練習の名残で、全体的にリストターンが大きすぎる。「開いて、閉じて」の動きの中で球を打つことは大事だけど、やりすぎている。プロから指摘されたこともあったけど、「やりすぎ」と「適度」の区別が難しく、釈然としなかったのが、最近、少し区別が感じられるようになってきた。リストターンの動きは体が覚えたから、「自然にリストターンするのに任せる」とか「あえてリストターンを控えめにする」とかで、少し緩和する必要がある。
  2. 引っかけ
    上半身で打ちに行っている。上半身と下半身が時間差なく一緒に動いてしまい、結果的にアウトサイドからクラブが下りてくる。ではなぜそうなってしまうのか?ここが大事で、おそらく、上半身の軸回転の意識が強く、切り返しを軸回転でやろうとして、上半身から切り返している。「下半身(例えば左足や腰)から切り返して、下半身に引っ張られてついていく上半身が軸回転」というのが正しい動きのイメージではないか。いきなり上半身で軸回転しようとしてはダメ。別の言い方をすると、上半身でプレーンに乗せようとしてはダメ。下半身始動で、結果的にプレーンに乗るぐらいの意識が必要。
そして、プロから言われた「インテンショナル・スライスの練習」は、結果的に、このどちらに対しても、有効な、反対の動きを覚える練習になっている。もちろん、間違った動きを「ほどほどに」修正して、真っすぐ構えて、真っすぐ打ち出して、真っすぐ飛ばせれば最高なんだけど、そういう「適度なバランス」というのが一番難しい。極端なぐらいに、逆の動きをやらないと身につかないもんだと思う。

今回プロから受けた指摘は、自分自身の問題認識・分析とも一致しているので、実践に抵抗が全くない上に、現時点でかなり効果が出そうという期待感もある。

反省すべき点は、「フッカー」という明々白々なミスの傾向の認識が何故か希薄で、その対策を本気で考えるまでに、かなりの時間を要していること。「正しいスイング」を考えれば、直るものと思っていて、でも、「正しいスイング」を追っているはずなのになかなか治らなくて、だったら、「正しいスイング」のイメージが間違っている、何かが欠けているはずだ、ってことの認識が希薄で、ダラダラと前進のない状態だったんだと思う。この点は猛省すべき。

2011年10月12日水曜日

藤田寛之プロのフェード

古本屋で、藤田寛之プロのフェード・レッスンが載った週刊ゴルフダイジェスト(2011.No.24)と出会ったので、購入。基本的に藤田プロが著書等で書いていることと同じ内容だけど、コンパクトにまとまっているので、オススメ。と言っても、今さら探せないか。

まず、「藤田流フェードの打ち方3カ条」として次の3点をあげる。記事では明言されていないけど、「ダウンスイングの」3カ条だろう。
  1. 腰を回転し続ける。
  2. 左脇を開けない。
  3. 手首の角度を変えない
  4. そして、体の左サイドに振り切る。
3カ条ちゃうんかい、と思わずツッコミそうになるのはご愛嬌。まぁ、1-3を実践すると、結果として4.左に振り抜くことになるかなと思う。この4点は、藤田プロの著書、レッスン記事では常に強調されること。

この3カ条は、多分、WGD記者がまとめたもの。藤田プロが話した内容を、まとめると3か条かな、という感じでまとめたものだろう。本文にはこんな記述がある。
スライス回転はかけるけれど、クラブを外から入れるようなことはしません。インパクトでヘッドをスクエアに入れて、フォローでクラブを強烈に左に振り抜いてフェードを打っています。
これはとても重要なイメージっぽい。まずはこのスイング軌道のイメージがあって、それを実現するための体の動きが上の3カ条と考えた方がよさそう。(確か、藤田プロ自身はフェードを打とうとしたのではなく、芹澤プロが指導するスイングを追求した結果、持ち球がフェードになった、ということだったけど。)
  • 軌道はあくまでインサイド・イン
  • インパクト後の「イン」は強烈に左(イン)に振り抜くイメージ 
そして、藤田プロの生の声が一番反映されていそうな部分。要はこの文章を分解して、上の3カ条を作ったんだろうけど、元の文章のままの方が藤田プロの考え、個々のポイントの主従がハッキリしていて良いかなと思う。藤田プロの著書はいろいろ読んだけど、これだけ短く、キレイにエッセンスが詰まっているのはなかったように思う。
打ち方で一番気をつけているのは、腰をフル回転させることです。ヘッドを真っすぐ入れて、左に振り抜く。あとは左脇を開けないのもポイント。結果として手首の角度が変わらず、体の正面でクラブを振っているように見えるかもしれませんが、大事なのはいかに腰を回転させられるかです。手ではなく、腰で振り切るから、プレッシャーがかかった場面に強いのかもしれませんね。
やっぱり、腰のフル回転。複数のレッスンDVDで、「腰を回して♪回して♪」と軽やかに言う藤田プロを見ることができるけど、やっぱり腰を回す意識がスイングの中心にあるようだ。

ついでに、お馴染みの芹澤プロから言われた名言。試合のテレビ解説などでも聞かれる有名な話。
  • 左に曲がるヤツは即オレの前を去れ
  • 稼ぎたいならフェードを打て
「フェードの最大のメリットは絶対に左にミスしないこと。なぜならゴルフは左に曲がることによって勝負できなくなる場面が多いからです。」という。

藤田プロ自身、DVDで、左に曲がると気持ちよく振れなくなる、ヘッドスピードも出ないし、つかまりも悪くなって、そのうち軌道までおかしくなって、ゴルフにならなくなる。右に曲がる球は大きく曲がっても何とかなる、と言っている。ドロー打ちだった自身の経験に照らしたものだろう。

このレッスンのポイントは「軌道はあくまでインサイド・イン。でも、腰の回転で強烈に左に振り抜く。」っていう部分かな。これは言うのは簡単だけど、かなり難しい。左に振り抜く意識が強いとどうしてもアウトサイド・インになりがち。あくまでインサイド・イン。藤田プロの言葉で言うと「ヘッドを真っすぐ入れる」。かなりレベルの高いポイントだけど、イメージだけはしっかり持っておこう。

2011年10月11日火曜日

球を曲げる練習の限界?

意図的に右に曲げるスライスの練習をして、曲がりを緩やかにすることで、フェードを目指す。

現時点の大スライスでも、ミスの範囲(ミスも想定した落下地点の範囲)が、ストレートに狙うときより狭いのは確か。狭いだけでなく、これ以上は左に行かないという左の壁があるので、保険もかけやすい。目指す方向性としてはこれでいい気がする。

ただ、球を曲げるゴルフの難点にふと気がついた。

どんなに練習場で曲がり幅をつかんでも、コースでは違うボールを使うということ。「練習球」、「本球」という言葉があるように、練習場の球と、実際にコースで使う球は違う。練習球は飛距離が10-15%落ちるというのはよく言われることだけど、スピン量が変われば、曲がり幅も当然変わるはず。どっちがどう、とかは分からないけど、曲がり幅は実際のラウンドで試しながら、つかんでいくしかないんだろなあ。

ドライバーはそれで構わないけど、グリーンを狙うショートアイアンは、練習場でイメージ通り打ちたいなあと思う。

まあ、方向性としては、曲がり幅をできるだけ小さくしていく訳だから、本球と練習球との違いも小さくなっていくのかなとは思う。ま、やってみるしかない。

2011年10月10日月曜日

引っかけ防止とスライス打ち

今日はプロレッスン日。気持よく振ると、左に真っ直ぐ出てしまう症状を相談。

原因は、ダウンスイングで上半身と下半身が一緒に動いていること。その結果、軌道がアウトサイド・インになっていること。

ということで、トップで間を作ってとか、切り返しで胸を右に向けたままとか、やろうとしていると、止められた。

240y先のネットの左端の柱に向かってアドレスして、そこに打ち出して、右に曲げて、真ん中に戻すように打ってみてと。フェイスは?と聞くと、アドレス方向に向けるとのこと。要は、左にスクエアにアドレスして、右に曲げろと。

最近、普通に打つとフックだから、右に曲げろと言われても曲がるかなあと思いつつ、感覚に任せて振ってみると、見事にバナナスライス。センターに戻るどころか、転がって右端にまでいく大スライス。

何球か続けるうちにプロの意図が分かる。最初は、感覚任せで振っていたけど、要は、切り返しで腰をキュッと回して、ちょっと逃がすような感じで振っているようだ。この動きを練習することで、上下の時間差のある切り返しが自然とできる。プロは「体で逃がす打ち方」と言っていた。

ただ、プロから言われたのは、この動きで上半身と下半身が一緒には動かなくなっても、右に曲げる練習を徹底した方がいいとのこと。スライスを持ち球にする意識で、徹底的にやってみようと。常々「左に行くのが嫌だ」と言っているので、そこら辺を意識してくれたのかな。

確かに、右に曲げる練習をしていると、打ち出し方向以上に左には行かないという安心感がある。実際の飛球の幅を見ても、左右に曲がるときより狭い範囲に収まっているようだ。さらに飛距離も意外と差がない。というよりも、右に曲がる、これ以上左に行かないという安心感から、気持ちよく振れるので、その分飛んでいるという感じ。

さらに、右に曲げる練習をしていると、右に大きく曲げたり、小さく曲げたりということがある程度、コントロールできるようになってきた。

インテンショナル・スライスの練習を徹底して、その曲がり幅をコントロールできるようになれば、結果的に目標とする「フェード」になる。ま、「これ以上左に行かない」という安心感があれば、それが「フェード」かどうかはどうでもいいことではある。

ドライバーのインテンショナル・スライスをかなり打って、ふと不安に。アイアンは真っ直ぐ打てるかな?スイングが乱れてなにかなと。ある程度素振りをしっかりして、丁寧に振ると真っ直ぐ気持ちいい球が。大丈夫そう。・・・と思ったら、プロからツッコミが。「アイアンも右に曲げてください。」と。

これはちょっと抵抗があった。アイアンはグリーンを狙うもの。ドライバーよりターゲットは狭い。曲げると狙いづらくないかなと。

でも、実際やってみるとドライバーほどは曲がらないで、むしろ絶対に左に行かない分ターゲットが狙いやすい。グリーンの左端を狙って、真っ直ぐ行っても乗るし、右に曲がっても乗るという感じ。真っ直ぐ飛んだときの気持ちよさはないけど、大きなトラブルにならない安心感がある。また、スライスノ性格上、高さが出て、止まりやすそう。

5Iぐらいまではしっかり高さが出て、右に曲がる球が安定して打てた。真っ直ぐ打つスイングでは、5Iで球を上げるのは四苦八苦なんだけど、スライス・スイングでは簡単に高さが出た。かなり使えるかもしれない。

FWまでいろいろ試してみたけど、7Wまではラウンドでも十分使える感じ。4Wは距離が出る分、曲がり幅にも不安がある。グリーンを狙うのには無理があるかもしれない。でも、練習次第かなという気はした。

ゴルフは曲げた方が簡単というのは、よく言われることだけど、今回は実感し、腑に落ちた。これは確かに使える。

スイングを壊す不安はあるけど、今の右にも左にも行く怖いスイングなら、壊れてもいいかなという気もしてきた。実践的なやり方として右に曲げる。その曲がり幅をコントロールする方向性が正しい気がしてきた。

今までは「ストレートが基本。曲がるとしても右にしか曲がらない。」を目指していたけど、それは難しい。ストレートを目指す以上、左にも曲がる可能性がある。でも、「右に曲げるのが基本。曲がり幅をできるだけ小さくする。」というアプローチの方が明らかに優っている。

フェード習得に向けて、大きな一歩を踏み出した気がする。

ティアップは低め

ドライバーショットでフェードを打つためには、ティアップは低めが良いらしい。

伊澤利光プロがDVDキング・オブ・スイングの中でティアップは低めと名言。実際、映像を見る限り、ソールしたドライバーの芯付近にボールが来るようにティアップしている。理由は「あおり打ちをしたくないから」だとか。レベルにヒットしたいとのこと。

藤田寛之プロも著書、DVDで同様に述べている。「上からヒットしたい」とか「高いトップから低いフォローへ振り抜く」という表現をよくしている。「右肩・右腰を高い位置に保つ」とか「レベルターン」というのも同じことを言っているんだろうと思う。

クラブの機能的にも、ティアップを高くすると、フェイスは左を向いて引っかけ、フックが出易くなる。つま先上がりと同じこと。逆に、ティアップが低ければ低いほど、フェイスは正面を向いてくる。

球筋の安定、特に「右にしか曲がらない」安心感は大きい。ティアップの高さ1つでも、その安心感が増すなら絶対にお得。普段の練習場から意識して取り組もう。

アイアン放浪

そういえば、昨日のラウンドではアイアンを戻しました。

EPON AF-702はちょっと飛びすぎ。あと番手間がの距離が開きすぎかなと。

所詮、100叩きレベルでは、1つの番手でも前後10yぐらいのミスは想定しなければいけない。それなのに、番手間が12-15yもあるとちょっとグリーンを狙うときに怖くなってしまった。まあ、AF-702を使い込んで、距離をもっと正確に把握できれば、払拭できる不安かなとも思うけど。

AF-702がダメっていうよりも、アイアンを変える理由が見当たらなかったという感じ。確かに、AF-702の方が易しいかなとは思うんだけど、スコアが変わるほどには実感できなかった。今のアイアンで十分打てていることを再確認した。いいアイアンだと思う。

以前はHS38m/sぐらいだったのに、先日測ったら42-43m/s。アップなし、クロックスサンダルでの数字だから、もうちょっと速いかもしれないけど、どっちにしてもHSがこれぐらいなら飛び系アイアンを使うと、良くないのかもしれない。

今の7Iはロフト35度で、これでもナイスショットで150y打てるから、これ以上、番手の飛距離を求める理由もない気がする。

易しさも、飛距離も特にメリットが感じられないなら、今の気に入っているアイアンを変える必要は全くない。結論を急ぐつもりはないけど、しばらくは今のアイアンを使い続けてみよう。

クボヤはボヤク

ラクに考えるゴルフで触れた久保谷プロがキャノンオープンで優勝。おめでとうございます。

テレビで見る限り、「ラクに考えるゴルフ」の内容そのままに、決して無理はせず、すべてのショット、パッとで100点は狙わずに、きっちりと合格点を重ねて、その延長線上にバーディがくるという感じのゴルフ。

テレビで見てると、周りが崩れたからその分耐えて、ステディに徹して、という風にも見えるけど、実際にプレイしているプレイヤーはそこまで刻一刻と変化する周りのスコアは知らないらしい。きっと、周りが伸ばしていても、あんな感じでプレイして、その結果が自分の順位という考え方なんだろうなあ、と思った。

テレビ解説の深堀プロも「謙虚な性格」と再三コメントしていたけど、結局、終始ボヤキっぱなしで、優勝してしまったようだ。

そう考えると、「ラクに考えるゴルフ」も実は単なるボヤキなんじゃないかとさえ思えてくる。

でも、その反面、プロ仲間も認める程の練習の虫らしい。このことは今回初めて知った。
石川は「長く練習場にいる選手。ラウンド中も一球、一球納得していない姿がある」と表現した。
というニュース記事も。 自分に厳しいからこそのボヤキっていう面もあるのかな。

前回優勝の時は勢いに乗っての2週連続優勝だったらしい。今回も2週連続でのメジャー制覇なるか。一応、本人の代わりに前向きなコメントを。

2011年10月9日日曜日

振り幅?見た感じ?

昨日のラウンドはパット数「33」。久しぶりにいい数字。3パット3回、1パットが4回、あと0パット(カラーからパターでチップイン)があった。アプローチの好調もあったし、パット数だけでとやかくは言えないんだけど、久しぶりにパットはいい感じだった。

スタート前に打席練習は一切せず、グリーン上で40分過ごしたのが良かったかな。ボール1球を使って、「Par2」練習ばかりしていた。今後もスタート前はこの過ごし方に徹しよう。

ところで、このPar2練習中にふと気がついた。いわゆる「ノーカン」をやらかすときは「振り幅」のことばかり考えている、と。振り幅はあまり意識せず、ターゲットに寄せるイメージに集中すれば、寄らないまでも、ひどいことにはならない。

もちろんこれは振り幅で考えることがダメと言うわけではない。自分の中に振り幅の確かな基準がないくせに、「振り幅」のことばかり考えていると、ひどいノーカンもありえる、ということ。ターゲットをじっと見て、だいたいあそこらへんと思って打ちさえすればば、絶対に起きないようなミスも、不確かな振り幅に頼ると起きる。
  • 一定の振り幅で安定してストロークできること
  • そのストロークで転がる距離を把握していること
最低でもこの2つの条件が揃っていなければ、「振り幅」基準のやりかたは、ひどいミスにもなりがちだなと思う。

現時点では、十分な長さのあるパッティング練習環境がなく、2つの条件をそろえるのが難しい。スタート前に十分な時間をグリーン上で過ごせば何とかなるかもしれないけど、それができないときは、思い切って、「振り幅」思考は捨てて、しっかりターゲットまで転がる球をイメージして、あとは体が自然に反応するのに任せた方が結果はいいかなと思う。

練習不足の開き直りかもしれないけど、1つの考え方として、ありだと思う。

自分のゲームに対する執着心、の結果

中部銀次郎さんの本を読んで、自分のゲームに対する執着心と題して、GDOハンディ±5のスコアを目指す、と書いた。

昨日のラウンドはまさにそれ。GDOハンディが「27」だったので、「94-104」を目安にした。悪くてもハーフ52以下。ボギーペースを基準に「7打」の余裕がある。

ところが、OUTはスタートから「+3」、「+2」、「+4」と叩きに叩いて、いきなり6打の貯金を使ってしまう。残す6ホールを「5ボギー、1ダボ」のペースで切り抜けなければいけなくなった。たぶん、普段ならここからグダグダになっていた。

でも、「悪くても52以内」と明確に目標を持っていたので、ここから踏んばれた。ボギーでよしと割り切って、確実なショットを重ねて、ボギーオン2パットのボギーを2つ。次のホールガードバンカーの脱出でミスをしてダボにしたけどd,次も確実にボギーを拾って、上がり2ホールを連続パーで上がり、スコアは「50」。ひどい出だしの割に、6ホールで挽回できた納得の「50」。

INはスタートホールは静かなボギーだったけど、次を3パットのダボにしてから、ショットのミスの連続で悪夢の「+4」、「+4」としてしまう。既に7打の余裕を使い切ってしまったけど、「絶対に52に収めたい」という気持ちで、そこから挽回。4ホールを「パー、ボギー、ボギー、パー」とまとめて、むしろ2打の余裕を持って最終ホールへ。

ここで、「パーがとれたらトータル99で、100切り。今日の状態で100切れたら最高。」なんて思ってしまったのが失敗で、ティショットを左に曲げてOB(最低のミス!)。トリにしてしまって、余裕を使い果たした「52」。

最後はちょっとお粗末だったけど、「52に収める」という強い意志を持って、ラウンドできた結果、OUTもINも後半はいいゴルフができたと思う。

「ベスト更新」という高い目標も大事だとは思うけど、「少なくとも〜打以内に収める」というワーストの目標というのも大事だということを実感した。

今回のラウンドでGDOハンディが「26」になった。だから次のラウンドは「93-103」のゴルフ。悪くても「103」。ハーフ51以下にこだわって、崩れないゴルフを目指そう。

2011.10.08のラウンド結果

東名CC(桃園・愛鷹)でラウンド。結果は102(50・52)・33。不満はあるけど、99±5(94~104)の範囲に収まったからよしとしよう。このラウンドではGDOハンディが「26」になったので、次からは「93~103」に収まるようにしよう。

さて、今回のFWキープ率は「8/14」。FWキープ率もさることながら14球中5球を左に曲げてしまっているのが問題(残り1つのミスはチョロ。)。特に最終ホールはパーなら「99」という場面でフックで左OB.。orz 

納得のフェードは3球。うち1球はかなり飛距離も出ていた。

左に曲がるとゴルフにならないけど、今はフェードを目指している関係上、左右どちらにも曲がる。これでは本当にスコアにならない。ま、長い目で見て必要な苦労と思ってがんばるしかないかな。

ただ、今回は結構納得の「102」だったりもする。

まず、FWの収穫。2打目でかなり積極的にFWを使ってみた。大失敗もあったけど、4Wが使える場面、4Wは無理でも7Wなら使える場面と自分なりに経験値を詰むことができたと思っている。

次に、アプローチの収穫。パターのように肩だけでストロークする打ち方で、PW-LWのキャリー・ランのイメージができてきた。PWでどうしてもイメージが合わなくて、9Iでやってみたらピン側に寄ったこととも。今回はパーオンなしにもかかわらず、寄せワンで4つパーがとれたことによく現れている。

今回は、OB2発、2打目FWでの大きなミス、グリーン周りでのバタバタで、5Hで大叩きをした。でも、悪くても「104、ハーフ52」という意識が強かったから、何とかギリギリ立てなおして、102に収まった感じ。やっぱりがんばれば実現できる目標を明確に持っているのは重要。「84」を目指すことは大切だけど、現実的な目標も。

まだ、しばらくはドライバーの悩みが続きそうだけど、球筋が安定してくれば、ジャンプアップできそうな予感はある。コツコツと地道に練習あるのみ。


ホール毎スコア
-0+1+2+3
全体4635
Par30202
Par42422
Par52011


グリーンオン
-0+1+2+3
全体01044
Par30211
Par40622
Par50211

2011年10月5日水曜日

復調の兆し

何となく、引っかけ・フックの原因がつかめてきて、修正したスイングのイメージも固まってきた。修正したというか、おかしくなっていたのを元に戻しただけなんだけど。

とりあえず、ウッド全般はむしろ好調な状態。先日のフルバックからのハーフプレイでも、193y、190yのPar3をどちらも7Wで1オンできた。4Wの2打目で残り200yをグリーン周りまで運べたのもあった(ガードバンカーに入って、ボギーだったけど・・・)。ウッドが好調だと、ゴルフが随分楽になる。

アイアンはリシャフトや、AF-702のテストなんかもあって、まだ探り探りの状態。左が怖いし、飛距離もバラついている。状態は良くない。しばらくはAF-702のテストはお預けにして、エースの練習に専念するつもり。アイアン、特にショートアイアンはスコアに直結する大事なクラブ。自信を持って真っ直ぐグリーンを狙えるようになりたい。

番手ロフト飛距離ヘッド
1W13210yKAMUI ASHIRI
4W17200yMystery C-HT311
7W21190yMystery C-HT311
9W25180yMystery C-HT211
5U28170yMystery C-HT711
6I31160yTGF Proto
7I35150yTGF Proto
8I39135yTGF Proto
9I43125yTGF Proto
PW47115yTGF Proto
AW51100yTGF Proto
SW5590y三浦技研WMF-03
LW6080yTGF


エキストラクラブは4Uを抜いて、LWに。FWが好調なので、飛距離も重なる4Uはなくても大丈夫。逆に、LWは2つの場面で技術不足をカバーしてくれる。スコアが良くなるのは、4UよりもLWかなと。

FWが好調なので、2W(C-HT411、C-HT211)を試したい気持ちはある。でも、現時点では、4Wで足りると思うし、2Wでスコアが良くなるとは思えない。練習場はともかく、ラウンドではまだ使えないかなあ。

とりあえず1WからSWまでの基本の12本で、「そこそこ狙い通りに運べる」レベルを目指して、地道に練習しよう。

2011年10月4日火曜日

意外と使えるLW

これまでLWは避けてきた。ロフトが大きすぎるクラブは芯が狭く、つかまりにくく、距離もばらつきやすいので、却って難しい。だから、SWのロフトもあえて55度に。

ただ、最近LWを使ってみて、明らかに「LWが使える」場面があることに気がついた。

1つは、ピンまで近いラフからのアプローチ。特にピンまで下っている場合。PWだとランが多すぎ、SWでも多いこともよくある。そんなときに、60度のLWならそこそこの振り幅で転がしの打ち方をしても、フワッと上がって、トロトロと転がるだけで、少なくともひどいオーバーにはならない。ロブショットではなく、普通にハンドファーストに構えて、パターのように肩だけで打つ感じでも、「フワッ→トロトロ」となる。これがかなり使える。

もう1つは、バンカーショット。SWのロフトが55-56度で、スクエアに構えてスクエアに打つスタイルなので、距離が出てしまって困る。バンカーショットの数をこなしていると、振り幅である程度調整できるんだけど、少しブランクがあくと、なかなか上手く行かずに悩んでいる。その点、LWは同じように構えて、同じように振れば、単純に距離がでない。飛び過ぎない安心感がうれしい。

この2つの場面では、明らかにLWが好結果を生んでいる。正確には、「フェイスを開いて打つ技術の欠如」を補ってくれている、というべきか。ま、いずれにしろ、好結果が生じていることに変わりはない。

逆に、この2つの場面以外では冒頭の通り、距離のばらつきによる難しさを再確認。フルショットもコントロールショットもとても距離感がバラつく。2つの場面以外で、「SWなら大きいけど、LWなら距離がちょうどいいかも」と安易に飛びつかないように気をつけよう。

とりあえず、距離を出したくない、バンカーと短い転がし限定のエキストラクラブとして、LWは「かなり使える」。

ドライバーはアッパーブロー?

「ドライバーはアッパーブローに打つ」とよく言われる。曰く、ロフトが小さいから。曰く、ティアップしているから。曰く、打ち出し角を大きくするため。曰く、左足踵前に置くと最下点を過ぎてから当たるから。・・・などなどいろいろ。

個人的には、アッパーブローかダウンブローか、最下点の前なのか後なのかは全く意識していない。

ただ、アッパーブローで打つ理由、必要性がよく分からない。ロフトが足りない、打ち出し角が足りないならクラブ自体を変えればいいし、ティアップしててもダウンブローに打つアイアンもあるし、ボール位置は変えれば済むことだし、なぜアッパーブローなのかよくわからない。

逆に、ドライバーだけ別のタイミングでボールにコンタクトするとしたら、それはそれで難しい。人間は機械じゃない。ボールを見ながら振ったら、どうしたってスイングは変わる。

個人的には、左に曲げたくないこともあって、ティアップはかなり低めにしている。上から打つイメージを大切にしているし、直ドラの練習もよくやる。

実際に自分がどう振っているのかはよくわからないけど、アッパーブローのイメージを持って、ドライバーを振るってことは全くない。多分、実際にもアッパーブローにはなっていないと思う。

教わっているプロは、多分、ドライバーからパターまで、「インパクトはハンドファースト」と考えているので、その影響もあるのかもしれない。僕は基本的に正しい考え方だと思うけど。今度、タイミングがあったらプロに聞いてみよう。

2011年10月2日日曜日

フェードが1,2球。

昨日のハーフプレイでフェードを意識したドライバーショットに挑戦。意識したのは以下の点。特にアドレスとトップの位置かな。
  • アドレスの修正
    • 左足をつま先を少し開く(TLに対して60度程度)
    • スタンス幅をやや狭くする
  • テイクバック、バックスイングはゆっくりと
  • トップは高め(右上腕が地面と平行程度)
  • 腰を回す。
1Wのティショットは8球(暫定球1回含む)。その内訳は、納得のフェードが2球、許容範囲のスライスが2球、許容範囲外のプッシュスライスが2球、ストレートが1球(感触はドローに近い)、ドローが1球。

引っかけ、フックがなかったのは収穫。出球が左に行ったのはなかった。ラウンドを終えて初めて気がついたけど、全く左を怖がらなかった。

フェード習得とはいえないけど、「フックの緩和」には手応えあり。それだけでも、だいぶティショットのプレッシャーが小さくなる。時間はかかりそうだけど、フェード習得に気長に取り組もう。