2011年10月12日水曜日

藤田寛之プロのフェード

古本屋で、藤田寛之プロのフェード・レッスンが載った週刊ゴルフダイジェスト(2011.No.24)と出会ったので、購入。基本的に藤田プロが著書等で書いていることと同じ内容だけど、コンパクトにまとまっているので、オススメ。と言っても、今さら探せないか。

まず、「藤田流フェードの打ち方3カ条」として次の3点をあげる。記事では明言されていないけど、「ダウンスイングの」3カ条だろう。
  1. 腰を回転し続ける。
  2. 左脇を開けない。
  3. 手首の角度を変えない
  4. そして、体の左サイドに振り切る。
3カ条ちゃうんかい、と思わずツッコミそうになるのはご愛嬌。まぁ、1-3を実践すると、結果として4.左に振り抜くことになるかなと思う。この4点は、藤田プロの著書、レッスン記事では常に強調されること。

この3カ条は、多分、WGD記者がまとめたもの。藤田プロが話した内容を、まとめると3か条かな、という感じでまとめたものだろう。本文にはこんな記述がある。
スライス回転はかけるけれど、クラブを外から入れるようなことはしません。インパクトでヘッドをスクエアに入れて、フォローでクラブを強烈に左に振り抜いてフェードを打っています。
これはとても重要なイメージっぽい。まずはこのスイング軌道のイメージがあって、それを実現するための体の動きが上の3カ条と考えた方がよさそう。(確か、藤田プロ自身はフェードを打とうとしたのではなく、芹澤プロが指導するスイングを追求した結果、持ち球がフェードになった、ということだったけど。)
  • 軌道はあくまでインサイド・イン
  • インパクト後の「イン」は強烈に左(イン)に振り抜くイメージ 
そして、藤田プロの生の声が一番反映されていそうな部分。要はこの文章を分解して、上の3カ条を作ったんだろうけど、元の文章のままの方が藤田プロの考え、個々のポイントの主従がハッキリしていて良いかなと思う。藤田プロの著書はいろいろ読んだけど、これだけ短く、キレイにエッセンスが詰まっているのはなかったように思う。
打ち方で一番気をつけているのは、腰をフル回転させることです。ヘッドを真っすぐ入れて、左に振り抜く。あとは左脇を開けないのもポイント。結果として手首の角度が変わらず、体の正面でクラブを振っているように見えるかもしれませんが、大事なのはいかに腰を回転させられるかです。手ではなく、腰で振り切るから、プレッシャーがかかった場面に強いのかもしれませんね。
やっぱり、腰のフル回転。複数のレッスンDVDで、「腰を回して♪回して♪」と軽やかに言う藤田プロを見ることができるけど、やっぱり腰を回す意識がスイングの中心にあるようだ。

ついでに、お馴染みの芹澤プロから言われた名言。試合のテレビ解説などでも聞かれる有名な話。
  • 左に曲がるヤツは即オレの前を去れ
  • 稼ぎたいならフェードを打て
「フェードの最大のメリットは絶対に左にミスしないこと。なぜならゴルフは左に曲がることによって勝負できなくなる場面が多いからです。」という。

藤田プロ自身、DVDで、左に曲がると気持ちよく振れなくなる、ヘッドスピードも出ないし、つかまりも悪くなって、そのうち軌道までおかしくなって、ゴルフにならなくなる。右に曲がる球は大きく曲がっても何とかなる、と言っている。ドロー打ちだった自身の経験に照らしたものだろう。

このレッスンのポイントは「軌道はあくまでインサイド・イン。でも、腰の回転で強烈に左に振り抜く。」っていう部分かな。これは言うのは簡単だけど、かなり難しい。左に振り抜く意識が強いとどうしてもアウトサイド・インになりがち。あくまでインサイド・イン。藤田プロの言葉で言うと「ヘッドを真っすぐ入れる」。かなりレベルの高いポイントだけど、イメージだけはしっかり持っておこう。

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