『飛ばしのゴルフ・レッスン』(宮本勝昌)をパラパラとめくっていたら、気になるフレーズと出会った。以前読んだ時は、それほど気にしなかったんだけど、今回は妙にツボ。お気に入りレッスン。
トップでは体を最大限に100パーセント捻転させないと、飛ばしのパワーをためることができないと誤解しているアマチュアは多いのではないだろうか。しかし、まだ捻転できるくらいの95パーセントのトップで十分なのである。それ以上捻転させてしまうと、正確にボールをヒットすることができなくなる。・・・また、トップで限界を超えてしまうと、余力がなくなってしまい、ダウンスイングが惰性になってしまう。トップで余裕があってこそダウンスイングでフルパワーを引き出すことができるのだ。
なるほど、と思った。「余力」という言葉が気に入った。確かに、トップで目一杯捻転してしまうと、捻り切った反動で上半身から打ちに行ってしまいがち。トップで余力があるぐらいで、ちょうど、切り返した瞬間が最大捻転になりそう。
95%っていう表現も絶妙。8割、9割ってのはよく言われるけど、かなりコンパクトになるイメージ。飛ばそうという気持ちを捨てなければ8割スイングには徹し切れない。でも、「95%」なら、「飛ばしを狙いつつ、余力を残す」っていうニュアンスがよく出た数字設定だと思う。気に入った。
個人的には、飛ばしにそれほど強いこだわりはないので、「8割スイング」の方が徹底してて良いとは思うんだけど、例えば、ドラコンホールとか、たまには飛ばしたくなることもある。そういう時でも「5%の余力」を残したトップを意識してみよう。
これはナイスレッスン、と思う。
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