2011年10月13日木曜日

ミスの傾向と対策

最近のミスの傾向について考えてみる。

まず、基本的な考え方として、軸を中心にクルンと回って、ボールを、アドレスと平行に真っすぐ打ち出して、目標まで真っすぐ飛ばしたい。

そういう意識で振って、多いミスは、「引っかけ(出球がいきなり左)」と「フック(出球は真っすぐだけど、左に大きく曲がる)」だと思う。複合した「引っかけフック」もある。共通するのは、どの球も「危なすぎる左へのミス」ということだ。ゴルフ、スイングがボロボロになる危険がある。

その他にも、「プッシュ(右に出て真っすぐ飛ぶ)」や「プッシュスライス(右に出て右に曲がる)」もあるけど、これはナチュラルなミスというよりも、「引っかけ」、「フック」を嫌って、修正しようとしたときに出がちなミス。いわば薬の副作用みたいなもんで、ここにとらわれると、本質を見誤る。

もっと言うと、ここ半年ぐらい、ラウンドで「ナイスドロー(やや右に出て、緩やかに左に戻る)」が出て、満足の距離が出ることが多かったけど、これも別に狙ってやっているわけではなくて、自然に振ると左に曲がっちゃうから、しょうがなく右を向いて、曲がりが小さければ、ナイスドローになっているというだけのこと。極論すると、ナイスドローも実はミス。真っすぐを意図して、左に曲げてしまっているんだから。

ということで、向きあうべきミスは、「引っかけ」と「フック」だと思う。

このブログを見る限り、2009年12月にはもうドライバーのチーピン(フック)には悩んでいる。まだ、他のクラブでフックが出るってことはなかった気がするけど、自分が「フッカー」だという意識がびっくりするぐらい希薄で、いつからフックに悩んでいるのかハッキリしない。まぁ、1年近くは悩んでいるかな。

引っかけも結構長く悩んでいて、でも、あまり原因を追求せず、ミニスイングで出球をそろえる練習だけを考えていた。実際、それで(一時的には)治るので。でも、すぐに再発。何かを直さなければいけない。

プロに相談したり、自分で色々試したりして、最近ようやく自分なりに原因が整理できつつある。
  1. フック
    単純にリストターンしすぎ。少しリストターンを抑えたほうがいい。クローズド・スタンスで球をつかまえる練習の名残で、全体的にリストターンが大きすぎる。「開いて、閉じて」の動きの中で球を打つことは大事だけど、やりすぎている。プロから指摘されたこともあったけど、「やりすぎ」と「適度」の区別が難しく、釈然としなかったのが、最近、少し区別が感じられるようになってきた。リストターンの動きは体が覚えたから、「自然にリストターンするのに任せる」とか「あえてリストターンを控えめにする」とかで、少し緩和する必要がある。
  2. 引っかけ
    上半身で打ちに行っている。上半身と下半身が時間差なく一緒に動いてしまい、結果的にアウトサイドからクラブが下りてくる。ではなぜそうなってしまうのか?ここが大事で、おそらく、上半身の軸回転の意識が強く、切り返しを軸回転でやろうとして、上半身から切り返している。「下半身(例えば左足や腰)から切り返して、下半身に引っ張られてついていく上半身が軸回転」というのが正しい動きのイメージではないか。いきなり上半身で軸回転しようとしてはダメ。別の言い方をすると、上半身でプレーンに乗せようとしてはダメ。下半身始動で、結果的にプレーンに乗るぐらいの意識が必要。
そして、プロから言われた「インテンショナル・スライスの練習」は、結果的に、このどちらに対しても、有効な、反対の動きを覚える練習になっている。もちろん、間違った動きを「ほどほどに」修正して、真っすぐ構えて、真っすぐ打ち出して、真っすぐ飛ばせれば最高なんだけど、そういう「適度なバランス」というのが一番難しい。極端なぐらいに、逆の動きをやらないと身につかないもんだと思う。

今回プロから受けた指摘は、自分自身の問題認識・分析とも一致しているので、実践に抵抗が全くない上に、現時点でかなり効果が出そうという期待感もある。

反省すべき点は、「フッカー」という明々白々なミスの傾向の認識が何故か希薄で、その対策を本気で考えるまでに、かなりの時間を要していること。「正しいスイング」を考えれば、直るものと思っていて、でも、「正しいスイング」を追っているはずなのになかなか治らなくて、だったら、「正しいスイング」のイメージが間違っている、何かが欠けているはずだ、ってことの認識が希薄で、ダラダラと前進のない状態だったんだと思う。この点は猛省すべき。

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