2011年10月10日月曜日

引っかけ防止とスライス打ち

今日はプロレッスン日。気持よく振ると、左に真っ直ぐ出てしまう症状を相談。

原因は、ダウンスイングで上半身と下半身が一緒に動いていること。その結果、軌道がアウトサイド・インになっていること。

ということで、トップで間を作ってとか、切り返しで胸を右に向けたままとか、やろうとしていると、止められた。

240y先のネットの左端の柱に向かってアドレスして、そこに打ち出して、右に曲げて、真ん中に戻すように打ってみてと。フェイスは?と聞くと、アドレス方向に向けるとのこと。要は、左にスクエアにアドレスして、右に曲げろと。

最近、普通に打つとフックだから、右に曲げろと言われても曲がるかなあと思いつつ、感覚に任せて振ってみると、見事にバナナスライス。センターに戻るどころか、転がって右端にまでいく大スライス。

何球か続けるうちにプロの意図が分かる。最初は、感覚任せで振っていたけど、要は、切り返しで腰をキュッと回して、ちょっと逃がすような感じで振っているようだ。この動きを練習することで、上下の時間差のある切り返しが自然とできる。プロは「体で逃がす打ち方」と言っていた。

ただ、プロから言われたのは、この動きで上半身と下半身が一緒には動かなくなっても、右に曲げる練習を徹底した方がいいとのこと。スライスを持ち球にする意識で、徹底的にやってみようと。常々「左に行くのが嫌だ」と言っているので、そこら辺を意識してくれたのかな。

確かに、右に曲げる練習をしていると、打ち出し方向以上に左には行かないという安心感がある。実際の飛球の幅を見ても、左右に曲がるときより狭い範囲に収まっているようだ。さらに飛距離も意外と差がない。というよりも、右に曲がる、これ以上左に行かないという安心感から、気持ちよく振れるので、その分飛んでいるという感じ。

さらに、右に曲げる練習をしていると、右に大きく曲げたり、小さく曲げたりということがある程度、コントロールできるようになってきた。

インテンショナル・スライスの練習を徹底して、その曲がり幅をコントロールできるようになれば、結果的に目標とする「フェード」になる。ま、「これ以上左に行かない」という安心感があれば、それが「フェード」かどうかはどうでもいいことではある。

ドライバーのインテンショナル・スライスをかなり打って、ふと不安に。アイアンは真っ直ぐ打てるかな?スイングが乱れてなにかなと。ある程度素振りをしっかりして、丁寧に振ると真っ直ぐ気持ちいい球が。大丈夫そう。・・・と思ったら、プロからツッコミが。「アイアンも右に曲げてください。」と。

これはちょっと抵抗があった。アイアンはグリーンを狙うもの。ドライバーよりターゲットは狭い。曲げると狙いづらくないかなと。

でも、実際やってみるとドライバーほどは曲がらないで、むしろ絶対に左に行かない分ターゲットが狙いやすい。グリーンの左端を狙って、真っ直ぐ行っても乗るし、右に曲がっても乗るという感じ。真っ直ぐ飛んだときの気持ちよさはないけど、大きなトラブルにならない安心感がある。また、スライスノ性格上、高さが出て、止まりやすそう。

5Iぐらいまではしっかり高さが出て、右に曲がる球が安定して打てた。真っ直ぐ打つスイングでは、5Iで球を上げるのは四苦八苦なんだけど、スライス・スイングでは簡単に高さが出た。かなり使えるかもしれない。

FWまでいろいろ試してみたけど、7Wまではラウンドでも十分使える感じ。4Wは距離が出る分、曲がり幅にも不安がある。グリーンを狙うのには無理があるかもしれない。でも、練習次第かなという気はした。

ゴルフは曲げた方が簡単というのは、よく言われることだけど、今回は実感し、腑に落ちた。これは確かに使える。

スイングを壊す不安はあるけど、今の右にも左にも行く怖いスイングなら、壊れてもいいかなという気もしてきた。実践的なやり方として右に曲げる。その曲がり幅をコントロールする方向性が正しい気がしてきた。

今までは「ストレートが基本。曲がるとしても右にしか曲がらない。」を目指していたけど、それは難しい。ストレートを目指す以上、左にも曲がる可能性がある。でも、「右に曲げるのが基本。曲がり幅をできるだけ小さくする。」というアプローチの方が明らかに優っている。

フェード習得に向けて、大きな一歩を踏み出した気がする。

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