竹林隆光さんの著書の中で「ターゲットゴルフ」という言葉に出会いました。パッティング,アプローチに限らず,全ショットで「ボールをターゲットに運ぶ」ことを最優先に考えるゴルフ,という意味だと思います。
これは良い言葉。
「1打目はポーンと150~200y,2打目は8I以下のフルショットの距離(90-120y)が残るようにポーンとレイアップ,3打目は丁寧にボギーオンを狙って,乗ればボギー,外してもダボで収める」というのが現時点で目指しているゴルフ。「短いクラブのフルショットが最もリスクが少ない」という発想に基づいています。
ちょっと消極的かなとも思いますが,「この程度のことさえできていない」というのが実際な訳です。
前回ラウンドで初めて,この「8I以下フルショットでボギーオン狙い」のゴルフに徹してみて,ミスが少なくなる分,気持ちが安定して,気分良くラウンドできましたし,8I以下のフルショットでグリーンを狙う場面は結構エキサイティングで良い気分。
1打目,2打目で長いクラブを使って,トラブって,早々にボギーの可能性が消えて,うんざりした気分で迎える3打目とは大違いでした。極端な話,ティショットOBの場合,ティグラウンド上で3打目を迎える訳ですから,その違いは歴然。林に入れて,横に出した後の3打目,2打目で長いクラブを振り回して,左右の傾斜やグリーン奥から打つ難しい3打目とも大違い。仮に,3打目が乗ったとしても,やっぱり気分は大違いだと思います。
飛べば確かに気持ちいいけど,飛んで曲がってトラブルになると,気分は最悪。そもそも練習場では,トラブルからのリカバリーショットの練習なんかしていない訳です。練習できる環境もないし。リカバリーできないなら,リカバリーの必要がないように事前に手を打つべき。練習していない場面が生じないように,練習したショットだけをつないでホールアウトできるように,ラウンドを組み立てるのが理に適っています。
そのために「計算できるショットをつなぐ」意識が必要だし,言い換えれば,「ターゲットに運ぶ」ことができるクラブ,ショットだけをつなぐ意識が必要。「ターゲットに運ぶ」精度を上げる練習が必要だし,「ある程度ターゲットに運ぶことができるクラブ」を増やすための練習が必要。
結局,ターゲットゴルフに徹するなら,現状の腕前からすると「ボギーオン狙い」のゴルフが精一杯。そういうことなんだと思います。「ボギーオン狙いのターゲットゴルフ」を常に意識して,練習・ラウンドしようと思います。
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