「ゴルフはショートゲーム」と言われる。「スコアはアプローチ,パターでしか縮まらない。」などとも言われる。で,右も左も紋切り型に,ゴルフ上達のためにはもっとアプローチ,パターを練習しよう,となる。
僕は決してそうは思わない。こういう考え方は,結局,プロや上級者にとっては正しくても,100叩きにとっては必ずしも正しいとはいえない。
ドライバーでOBを複数回出したり,傾斜のライで必ず曲げてトラブルにしたり,バンカーからの脱出に何打もかかったりする場合,スコアを縮めるためには,こういった大きなミス,大の苦手をなくす,改善するのが手っ取り早く,グリーン周りで1打縮めてもたかが知れている。
もちろん,アプローチでトップしてグリーンを行ったり来たり,パターが極端にノーカンで4パット連発などの場合は,アプローチ・パッティングの練習が大切だろう。でも,それはショートゲームだから大切なんじゃなくて,「大叩き」要因の改善だから大切なだけだと思う。
寄せワンが増えるレベルまでアプローチを向上させたり,そこそこの距離を1パットで上がれるようになったり,というのはそう簡単にできることではない。そんな高いレベルで一打一打減らすのは,それこそ縮める余地の少ない,プロや上級者の話で,僕ら100叩きにとってはあまりに効率が悪すぎる。
「大叩き要因」を少しでも減らすこと。スコアメイクにとってはこの方がずっと重要。
僕にとっては,それが①ティショットをOB,ワンペナ,池ポチャ,林に放り込むことの減少,②2打目をOB,ワンペナ,池ポチャ,林に放り込むことの減少,③アプローチはとにかく乗せる,④バンカーから1回で脱出がそれで,①~③がそこそこ達成できた時点で100切り達成という感じ。④も達成しつつあるので,「90」も見えてきた。調子が悪ければしょうがないけど,そこそこの調子ならボギーペースで回れるだけのショット・アプローチ・パッティングは身につけたつもり。
ここから上を目指すとなると,①パーオンのショット作り(特にグリーンを狙う番手),②たまには寄せワンもとれるアプローチ,③そこそこ長めを決めて1パットで凌げるパッティング,これらがスコアメイクの鍵。ここら辺からようやく,「ショットで縮める余地がない」,「アプローチとパターが大事」ということになってくる。
要は,スコアの足を引っ張っている「大叩き要因」を1つ1つ潰していくのが一番効率的で,大叩きがなくなってきたら,あとはショートゲームで少しずつ刻んで上手くなっていくのかなと。
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