『もっと深く,もっと楽しく。』(中部銀次郎,集英社文庫)を読んだ。ゴルフを始めた頃に知人の薦めで読み,その後何度も読見返している。最後に読んだのは去年の9月。
自分にとっての最近の課題に関わる記述がたくさんあった。
「スコアメイクはショットのよしあしよりも,ゲームの進め方によって左右される。」
いわゆる「コースマネジメント」の重要さを説く。「ゲームの進め方」という表現が却って新鮮。他の箇所では「ゲームの設計」とも言っていた。
「スコアを縮めようとするなら,自分の技術の冷徹な分析を基にして,最も確率の高いゲームの進め方を,組み立てていくべきなのである。」
そして「自分の技術の冷徹な分析」の結果ようやくたどり着いた結論もやはり書いてあった。
「曲がりなりにもボールがおおよそねらった方向へ飛んでいかないかぎりは,ゲームの設計など,とても立てられはしないのである。」
「ゴルフで上達するためには,どういうボールが打ち分けられるかよりも,どうやっても絶対に打たないボールを作るべきかなのだ。」
「ゴルフコースは,左右へ曲げる計算がたつほど広くはない-と,少なくとも私は思っているからだ。」
自分なりに悩んでたどり着いた結論のつもりだったが,既に何度も読んだ内容だったようだ。まぁ,自分が痛い目に遭って,学び取らなければ,本当には分からなかったことなのだろう。
課題は「おおよそねらった方向へ」ボールを運べるようになること。
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