2010年10月7日木曜日

レイアップのミスは許されない

これまで,「レイアップは簡単」,「グリーンを狙うショットは難しい」と思っていたけど,多少,勘違いというか,良くない考え方だと思った。

確かに,レイアップはターゲットが広い。多少左右にぶれても次打に支障がなければそれでいい。縦の距離感もそれほどシビアではない。僕の場合PWの110yを残そうとするので,前後にずれてもどうせショートアイアン・ウェッジだ。
これに対して,グリーンを狙うショットは,グリーンに乗れば「オン」だけど,乗らなければ「ミス」。結果がハッキリ出てしまう。また,「グリーン」というターゲットがハッキリしている分だけ,周辺のハザードを徹底的に回避する,ということが難しい面がある。リスク覚悟で打たなければならない。

ま,こういう認識は,これはこれで間違ってはいないと思う。

でも,逆に,こういう風にも考えられる。

レイアップは安全策。決して無理をせず,より確実に,という選択肢。「リスクをとらない」という選択。パーの可能性よりも,ボギーの確実性をとる選択。にもかかわらず,レイアップの場面でミスをしてしまったら全く意味がない。徹底的にミスの可能性は排除して,「ボギーオンを狙う場面」を作り出さなければ意味がない。そういう意味で,ティショット(1打目)も含めて,「レイアップのミスは許されない」のだ。

これに対し,グリーンを狙う場面は違う。ここでは徹底的に安全のみを追及することはできない。グリーンというターゲットは明確に決まっている。「ベタピン」は狙わないにしても,「2パット圏内」を意識するとターゲットはグリーンより小さくなってくる。シビアな方向性・距離感が求められる。周辺にも確実に「1打損」を覚悟しなければならないハザードがある。要は「ギャンブル」なんだ。

もちろん3打目をさらに刻むという選択肢はある。ただ,中途半端な距離を残すと,それはそれでミスを誘発する要因。「花道狙い」という言葉もあるけど,花道よりはグリーンの方が広いともいえる(もちろん,「4Iでグリーンを狙うより6Iで花道狙い」は良い選択肢。でも,ボギーオン狙いのゴルフにはそもそもそんな場面はない。ここで想定しているのはショートアイアンでグリーンを狙う場面)。「オン」にこだわらずに安全なグリーン周辺も含めて狙いを定める方法もある。でも,いつもそんなグリーンばかりではない。どこまで行っても,ギャンブル的要素はなくならない。

グリーンを狙う場面は,「乗ればボギー,外せばダボ」というギャンブルをやっていることを自覚しなければならない。ミスは必ずあるのだ。この場面でのミスは想定の範囲内。一喜一憂してもしょうがない。ミスは受け入れて,全力でダボセーブに切り替える。そういう場面。あとは練習で確率を上げるのみ。

「レイアップのミスは許されない。グリーンを狙うショットのミスは避けられない。」

この考えで最近のラウンドを振り返ると,反省すべきショットが山ほどある。その大半は,1打目,2打目のレイアップのミスだ。全く必要のないリスクを抱え込んでは,フェアウェイを外し,OB,林,隣のホール,傾斜,ロスト,ラフというトラブルで何打も損していく。それに比べて,グリーンを狙う場面では,ミスも多いけど,できる範囲内で安全な方法を探して,少しでも確率よく,スコアをよくしようと,精一杯できているように思う。「スキルアップ」の課題はあるにせよ,現状のスキルから見たミスはそこまで多くない。

スコアが悪いのは「レイアップのミス」が原因だと痛感。

「レイアップのミスは許されない」

これは肝に銘じておこう。

0 件のコメント:

コメントを投稿