2011年11月15日火曜日

第3のショット

ラウンドにおけるショット(パッティング以外の全ストローク)はその目的でまず、次の2つに分けられる。
  1. フェアウェイに運ぶ
  2. グリーンに乗せる
もちろん、各人のレベルによってシビアさは変わる。「220-230y先のフェアウェイ左半分に運ぶ」とか、「上りのライン、5y以内に乗せる」とか。僕の現状は、フェアウェイに運べさえすれば、グリーンに乗りさえすれば十分。

ただ、実際のラウンドでは、1でも2でもないショットが存在する。少なくとも自分の場合、1と2の中間的な気持ちでショットすることが少なくない。いわば第3のショット。
  • グリーン周りに運ぶ(グリーンオン、易しいアプローチを期待しつつ)
2に含まれていると考えることもできるけど、僕の中では、ハッキリ区別できる。8I-AWはグリーンに乗せる気で狙うけど、4W-6Iはグリーン周りの易しいアプローチが残ること、あわよくばグリーンオンすることを期待しつつ、グリーン方向に打っているだけだと思う(7Iは日によって違う)。

この第3のショットはただのギャンブルだ。プロの試合でよく見る、Par5の2オン狙い、Par4の1オン狙いみたいなもの。

もちろんプロの場合、乗ればイーグル、乗らなくてもアプローチでバーディが狙えて、難しいアプローチが残ってもパーはセーブできるという技術的裏付けがあっての選択で、それはそれで「アリ」なんだろう。

でも、僕の場合、技術的裏付けがない。残念ながら。まず、4W-6Iだとそのショット自体に縦横のひどいミスがある。さらに、そこそこのショットでグリーン周りに行ったとしても、自信があるのは転がしぐらいで、バンカーショット、バンカー越え、傾斜、ラフなどでひどいミスがある。

第3のショットは、上手くはまれば、パー、ボギーが並んで良いスコアになるけど、大叩きにもなりやすい。要するにギャンブル。第3のショットをなくす、少なくすることが、スコアを安定させるポイントだと思う。

そして、第3のショットをなくす、少なくする方法は2つある。
  • 4W-6Iの精度を上げる
  • 4W-6Iでグリーンを狙わない(4W-6Iの距離が残ったらもう1回刻む)
ただ、「精度を上げる」なんてのは長期的に取り組む課題であって、ラウンド中にはどうにもならない。結局、「縦横のブレ幅に自信のないクラブでグリーンを狙うな」という後者の方法に尽きる。自信のないクラブの精度向上は練習場で取り組んで、ラウンドでグリーンを狙うのは自信のあるクラブだけ。シンプルに考えよう。フェアウェイに運ぶのか、グリーンに乗せるのか。その中間が目的の第3のショットはただのギャンブル。

この方針を徹底すれば、少なくとも、Par4/5は1W(4W、7Wでも十分)と8I以下だけでラウンドできる。練習時間もティショットクラブと8I以下に集中的に使える。自然と自信もついてくる。

上を目指して焦ってもしょうがない。少しずつできることを増やせばいい。当分は初心に返って、8I以下を正確に打つ練習に集中して、ラウンドもその成果を試す場だと考えよう。

2011年11月14日月曜日

スイング・プレーン作り(ミニ・スイング)の徹底

スライス打ちの練習の甲斐あって、ドライバーは右にしか曲がらなくなってきたし、他のクラブもフックはあまり出なくなってきた。

でも、スイングはメチャクチャだなと思う。小さい振り幅でも、真っ直ぐ打つことができない。クラブの軌道も、フェイスもメチャクチャなんだろうなと思う。基本的な動きがメチャクチャなのを、極端にスライス打ちすることで、ミスを一定にしているだけで、基本的にメチャクチャであることには変わりない。

しばらくPW1本に絞って、ミニ・スイングで、真っすぐ打つ練習を徹底しよう。もう一度基本から徹底的にやり直そうと思う。基本をしっかりやって、その上で、ミスを一方向にするための味付け。まず、基本ができていることが前提。

最近、プチ開眼を繰り返しているが、ハッキリ言ってダメパターン。「ミスの上にミスを重ねて、結果、真っすぐ」みたいな開眼を繰り返しているような気がする。

8-4時、9-3時の言い訳できない小さい振り幅で、きちんと球を捕まえて、真っすぐ打つことにとことんこだわろう。一冬、その練習だけに費やすぐらいでちょうどいい。

現在はプレーンがおかしくなっている。この状態で大きく振っても絶対に上手く行かないし、その場しのぎの変な調整を覚えるだけ。気持ちよく振って、真っすぐ行かないから、どんどんおかしくなっていく。残念ながら大きく振れる状態ではない。

ミニ・スイングで、スイングプレーン作りの徹底。基本からやり直そう。

2011年11月13日日曜日

8Iの問題

三井住友VISA太平洋マスターズ最終日18HPar5の2打目をベタピンにつけた松山英樹の8Iを見ていて、やっぱり8I持ったら、チャンスにつけたいよね、と。で、ふと自分の直近ラウンドを振り返ってみて、8I絡みで大叩きになっていることに気がついた。

1つはPar5の3打目を8Iでグリーン右のバンカーに外して、バンカーショットの拙さもあり、大叩きになった。バンカーショットが上手くいけば済んだことではあるんだけど、8Iでグリーンを外したので、後悔が残る。

もう1つもPar5の3打目、残り130yを8Iで打って、つかまりすぎもあって、グリーンを大きくオーバー。奥の林のOBギリギリまで飛び、グリーン方向に出すのが精一杯で大叩きに。

前者は8Iの方向性の問題、後者は方向性の問題もあるけど、縦の距離感の問題。

9I/PW/AWの3本は、方向性もそこそこ安定しているし、120y、110y、100y前後で距離感もだいたいつかめている。でも、8Iは左右へのミスも結構大きく、縦の距離感も140y飛ぶこともあれば、120y程度のこともあり、なかなか自信を持って、グリーンを狙えない。特に、本球を使う実際のラウンドでは、8Iの距離感はどこか不安を感じながら振っていることに気づいた。

方向性については練習するしかないけど、距離感については、練習場の問題もある。改めて考えると、8Iの落下地点の距離が正確に分かる練習場が思いつかない。

まぁ、結局、練習するしかないんだけど、ラウンド中に8Iでグリーンを狙う場面があれば、ミスへの備えを意識して、大叩きしないように気を付けたい。7Iや6Iでのミスなら諦めもするけど、8Iはスコアを作るクラブにしたいもんだ。

ミズノ MP THE CRAFT 611

ミズノの新作ドライバー「ミズノ MP THE CRAFT 611」を試打。オリジナルシャフトのロフト9度、10度とFubukiの10度の3本。

まず、ヘッドの見た目が抜群。410ccと小振りなディープフェイス。フェイスもスクエアに見える。クラブ自体の癖がない印象。構えただけで左へのミスを警戒したくなるクラブが多い中、気持ちよく構えられる。

そして、特筆すべきは打感。ボコッとした音で、ボールがクラブにめり込んだような感覚。ボールが吸いつくような打感、と言えばいいのかな。とにかく、ドライバーでこういう打感を感じたことがない。意図どおりに左右に曲げられそうな感じ(そんな技術はないんだけど)。一球目でこの打感に惚れた。

買う気満々で、3本を打ち比べ。

まず、Fubukiは最初に消えた。自分にはハードすぎる。

問題はオリジナルシャフトの9度か10度か。普通に考えたら10度のはず。元々、ディープフェイスで、球が上がりにくいヘッドだから、ロフトは大きくしないと。ヘッドスピードも42-43m/s程度だから。

でも、数値的には微妙な結果が。

9度だと若干のスライス回転、10度だとフック回転。±300だから気にする曲りではない。だとすると、9度のサイドスピン量は理想的といえる。

飛距離は大差なし。9度だと225-230y、10度だと230-235y。いつも一定に打てるわけじゃないから、ほとんど誤差の範囲ないとしか言いようがない結果。ただ、体感としては、10度の方がずいぶんと楽に感じた。

この3本の中から選ぶなら、オリジナルシャフトのロフト10度が最も無難で、左へのミスを避けるという意味では、もしかしたら、9度の方がいいのかもしれないけど、本当に球が上がるのか?という不安はある。

ただ、オリジナルシャフトの「QUAD for 611 Flex S」はちょっと堅く感じる。振れないことはないし、数値上は、自分にとってはかなりいい出来なんだけど、素振りしていて少し堅く感じてしまう。

その違和感があったので、購入には踏み切れず。

オリジナルシャフトにはFlex Sしかなく、SRやRはない。QUADというシャフトを、このドライバー用に調整したものらしい。QUAD自体にはSRやRもあって、それで組んで出荷してもらうこともできるらしい。しかも、その方が安いらしい。ちょっとその可能性も検討中。

まぁ、すぐに必要なクラブではないんだけど、ヘッドがかなり気に入った。形と打感が最高。打ちこなせるスペックを慎重に選んで、購入に踏み切る可能性大。

(同日追記)
結局、QUAD 6バットスタンダードのSR、45inch、バランスD2でオーダー。やっぱりSはハードすぎる。Rでいいぐらいかもしれない。QUAD6は60g台で、もしかしたらQuad5(50g台)でもいいかも。でも、まあ打ってみないと分からないので、とにかく作ってみた。シャフトがダメならリシャフトもある。とにかく、ヘッドが抜群に気に入った。衝動買いに近い。

多分、ハードなヘッドだと思う。今の1Wの方が良い可能性は高いと思う。でも、挑戦してみたいと思わせる魅力的なヘッドでした。


2011年11月7日月曜日

FWの勧め

僕のバッグにはFWが3本。4W(17)、7W(21)、9W(25)の3本。この3本は不動のレギュラーになりつつある。さらに2W(14)を入れることも。

FWの方がUTより易しいという竹林隆光さんの言葉を頼りに、FW中心にして早1年以上になるけど、最近、FWの易しさを実感できるようになってきた。

シャフトが長い分だけUTよりもHSは上がる。その分、ラクに振れるし、飛距離、高さも出る。特にそのメリットを実感するのはラフへの対応。少々沈んでいるぐらいなら、7W/9Wで全く問題なく打てる。

レイアップ用途に限れば、アイアン型UT(EPON AF-901)の方向性の出しやすさは捨てがたいけど、グリーンでの止まりやすさを考えると断然FWが優る。アイアン型UTで高さを出そうとすると、かなりがんばって振る感じになる。そうするとひどいミスもでる。ラクに振れる、ということは大きい。

きれいにミートすることだけ考えれば、飛距離も高さも出る。その安心感がスイングを良くしてくれる。

人と比べて飛距離が出る方でもない。セカンドでグリーンを狙うなら、FWの活用は絶対必要。あれこれクラブを変えずに、ロングゲームにも磨きをかけていこう。

2011年11月6日日曜日

上田桃子、ミズノ・クラシック2勝目!!

ミズノ・クラシック2011で上田桃子が優勝。4年前にUSLPGAへの切符をつかんだこの大会で復活優勝。

上がり4連続バーディで64の2日目はすごかったけど、3日目は応援してる側としては煮え切らない内容。それでも、ずっと笑顔を絶やさず、楽しそうにプレイして、優勝インタビューでの感極まっての涙。他人には分からない大きなプレッシャーの中で4年間戦ってきたんだろうなあ。

ゴルフを始めて間もなく、お手本を求めて、一時期、気になっていた選手。男性的な力強いスイングに惹かれたけど、持ち球がドロー系だったので、お手本にするのはやめた。その後も気になる選手ではあったけど、なかなか活躍もなく、応援するきっかけもなく。

複数年シードも獲得したし、これから先も、USLPGAでのプレイが続くんだろうけど、また、今日みたいないい笑顔でラウンドする上田桃子がいたら、きっと応援したくなる。

Par5の克服

直近ラウンドのPar5は「1バーディ、2ダボ、1トリ」。バーディはチップインのまぐれでボギーでもおかしくない。ボギーセーブ率25%では「散々の出来」と言う他ない。

過去のデータを見ても、Par5ではボギーセーブ率が50%未満。ここ10ラウンドの数字で言うと、全体・Par3・Par4のボギーセーブ率が56-57%なのに対し、Par5は39%とダントツで悪い。過去20ラウンド、全ラウンド平均などでもやっぱりPar5がハッキリ悪い。まず、ここは認識しなければいけない。

ただ、直近ラウンドで叩いた3ホールのうち2ホールは、実は8Iでパーオンを狙える状況だった。残念ながら、うち1ホールは番手選択のミスで、大きくグリーンオーバーして、OBスレスレの林の中からの脱出で出すだけのダボオン・ダボ。もう1ホールはグリーン右バンカーに入れてバンカーでミスをしてのトリオン・トリ。要するに、この2ホールのミスは、番手選びも含めた「8I以下のミス」で、Par5だからこそのミスって感じは全くない。

もう1つのダボはボギーオン3パットのダボだから、これもPar5だからこそのミスではないような気もするけど、ショット内容を思い出すと、実はそうでもない。

  • 1打目
    ドライバーで引っかけ気味のフック。左がけ下の林へ打ち込む最悪のミス。
  • 2打目
    ガケ下林から8Iで脱出。距離を稼ごうとして前の狭い木間を狙って木にに当てた。ただ、ラッキーなことに、フェアウェイ方向に跳ねて、結果的には安全に真横に出したのと同じ状態に。
  • 3打目
    フェアウェイバンカー先の左足下がりのラフという状況。グリーンには届かない。前方にはコース全体を横切り、グリーン周りまでつながるウォーターハザード。手前に刻むと4打目に150-180yの距離が残り、ボギーオンも難しくなる。何とかしてウォーターハザードを越えたいと思い、7Wで打つが、ボールの頭を叩くミス。結果、ウォーターハザードの手前に。転がってウォーターハザードに入ることも十分ありえるミスだった。
  • 4打目
    残り152yを7Iの軽いフェードでナイスオン。かろうじてボギーオン。ウォーターハザードに囲まれたグリーンで、ラッキーなグリーンオンとしか言えない。
  • 5-7打目
    比較的距離があり、傾斜も難しいラインが残って残念ながら3パット。
もちろん3パットがなければ大満足のボギーだったんだけど、そもそもボギーオン自体がただのラッキー。内容としては、もっとひどい大叩きになっていてもおかしくない。
  • ティショットから、「2打目でウォーターハザードを楽に越えられるとことまで運びたい」と力んで、最悪の左へのミス。
  • 2打目も、3打目のウォーターハザード越えのために少しでも距離を稼ごうとしてミス。もう一度林の中に戻る結果になっても全然おかしくなかった。
  • 3打目も、やっぱり無理をしている。8Iぐらいでハザード前に刻むのがベストだった。そもそも7Wでどこに刻むのかさえ明確にしないまま、「とにかく超えろ」と思って振り回していた。
  • 4打目は会心の結果だけど、かなりのリスクをとって、たまたま成功しただけ。
こうやって見ると、ボギーオン3パットのダボではあるんだけど、典型的なPar5らしい崩れ方をしている。ほぼ全ショットで無理をして、3打連続ミスをして、4打目で奇跡的に上手く行っただけ。

Par5では特に、「易しい1打をつなぐゴルフ」が大切。無理せず、細かく刻んで、何の変哲もないボギーオンを目指す。その結果としての3パットやアプローチミスでのダボなら、それはもうショートゲームの問題で、Par5の罠は克服したといえる。

Par5の場合、ティショットとセカンドは「レイアップ」。ミスをせずに、打ちやすいところに運ぶことが目的で、飛距離はほとんど考えないぐらいでちょうどいいかもしれない。その結果3打目でグリーンが狙えれば狙えばいいし、難しそうならもう1回レイアップして、ラクにボギーオンを狙えばいい。

たった、これだけのことができていないから、Par5の数字がハッキリ悪いんだろう。Par5の克服はかなり意識的に取り組まないと、ダラダラとスコアを伸ばせない時期を過ごしてしまいそう。Par5でボギーセーブの意識、イメージをしっかり持とう。

2011年11月5日土曜日

右へのミスは許す

2011.11.05のラウンドは、ほぼ全ショット「右に曲げる」つもりで打った。結果、ほぼストレートやナイスフェードがたくさんあった。もちろん、大スライスのミスもあったし、それどころか引っかけ、フックもあったけど、全体的には「左へのミス」を大きく減らすことができたと思う。

スイング技術的には、切り返しでの下半身先行、下半身始動の重視。自分自身の運動イメージとしては、クラブがトップに収まる前に、左腰を切り替えして、クッと切る、回す感覚。

これでスライス要素、右曲がり要素が加わるので、あとは正しい上半身の動きでクラブをスクエアに戻すことができればストレート、少し逃がせばフェード・スライスに。

この感覚を定着させることで、安定したフェードへの道を切り開きたい。

今日のミズノ・クラシックで、日系一世のハリガエ・ミナ(張替美那)という選手が3位タイと活躍していた。初めて知った選手だけど、テレビ解説によると、ミスをするときは必ずスライス、右へのミス、とのこと。ある意味、目指すところはここにある。今日、明日と上位で回るだろうからテレビに映る機会が多そう。参考になるかも。要チェック。

2011.11.05のラウンド結果

朝霧ジャンボリーGC(甲斐・駿河)でラウンド。結果は98(38)。「93-103」の範囲内なのでよしとしよう。

トリが3ホール、「+4」が1ホールでスコアを崩した。大叩きの中身は、2打目OB、ティショットOB(Par3の7W)、バンカーでザックリ、あとは凡ミスの連鎖。OBは今回のラウンドテーマ「右に曲げる。左へのミスをなくす。」の徹底の結果としての右OBだから、気にしない。

(良かったところ)
・パーオン5回、ボギーオン7回
・左OBがなかった。
・右に曲げることができた。
・ショートアイアンがよかった。
・転がしアプローチがよかった。
・LWのバンカーショット

(悪かったところ)
・3パット4回、パット数38(重いグリーンに対応しきれず)
・SWのバンカーショットがうまく行かず
・FWキープ率が低い(でも多分スコアを左右していない)

全体的に悪くないラウンドだった。久しぶりにラウンドを楽しめた気がする。GDOハンディは変わらず26。ということで、次回も「93-103」にこだわったゴルフをしよう。

ホール毎スコア
--10+1+2+3
全体12834
Par301201
Par401612
Par510021

グリーンオン
-0+1+2+3
全体5724
Par32101
Par43412
Par50211

2011年11月3日木曜日

腰を回して、回して。

今朝の練習で1つ気がついたこと。

軸、前傾角度を維持してクルンと回るデンデン太鼓の意識。そして、下半身はどっしりと構える意識。

これで以前は好調だったんだけど、どうやら今はこのイメージが良くないらしい。

というのも、下半身がおとなしすぎというか、下半身始動、下半身主導のスイングができていないということに気がついたから。全くの手打ちってこともないんだけど、手打ちに近くなっている。「手打ち」って言うとまた語弊もあるかな。上半身のボディターンのイメージが強すぎる。

デンデン太鼓っていうのは、軸が回って、ヒモがついてくるってイメージなんだけど、そこには上半身と下半身の区別はない。実際のスイングは、下半身が回って、上半身が遅れて回って、さらに遅れて手がついてくるって感じ(なはず)。それができてない。

で、今日はそれに気がついたので、思い切って、切り返しで、腰をまず回すイメージを強調してみた。でもそれが上手くいかない。どうしても腰が止まってしまう感じ。どうしても腰が気持ちよく回らない。

で、ふと気がついた。もともと、「下半身が動き過ぎ、腰を切りすぎて振り遅れ」というのが悪い癖で、それをクローズに構えたり、腕のローテーションを強調して体の正面で捕まえたり、というレッスンを受けて、それがかなり修正されてきた。その延長線上に、今のフック、ひっかけ病がある。

長い時間をかけてゆっくり変わってきたから、あまり気づかなかったけど、その過程で、「腰を回さない、腰を止める」という方向に行きすぎてしまっていたようだ。元々は得意だった動きが、逆に、できなくなっている。

いろいろ模索して気がついたことは、スタンスの修正。スタンスを少し狭くして、また、膝を正面に向けるイメージで構えると、足が使いやすく、その結果、腰もよく回る。ややオープンに構えると、さらに腰が回り易くなる。

スタンスの修正にたどりついて、球数を打っていると、かなり自分の理想のイメージに近い方向に球が出ることが増えてきた。もちろん、つかまりが悪くなったり、「右にすっ飛ぶ球」が出たりはするんだけど、それはそれでしょうがない。今は、腰を回すという動きをつかむことが大切だから。

結局、ゴルフってのは行ったり来たりだなと再認識。長い時間かけて修正した悪い癖を、今度は取り戻そうとしているんだから、バカげた話。

ただ、そういう行ったり来たりの幅が少しずつ狭くなってきて、スイングが安定するもんだと思う。

以前は腰をクッと切る動き自体はできていて、それを活かしつつ、球を捕まえるためのイメージを模索していたけど、それが行き過ぎたのが現在。球を捕まえる動きを活かしつつ、腰を切って、体で球を逃がすようなイメージ必要なのかもしれない。

試行錯誤が続くけど、少しずつ、前進しているのかな、と思う。