2011年11月6日日曜日

Par5の克服

直近ラウンドのPar5は「1バーディ、2ダボ、1トリ」。バーディはチップインのまぐれでボギーでもおかしくない。ボギーセーブ率25%では「散々の出来」と言う他ない。

過去のデータを見ても、Par5ではボギーセーブ率が50%未満。ここ10ラウンドの数字で言うと、全体・Par3・Par4のボギーセーブ率が56-57%なのに対し、Par5は39%とダントツで悪い。過去20ラウンド、全ラウンド平均などでもやっぱりPar5がハッキリ悪い。まず、ここは認識しなければいけない。

ただ、直近ラウンドで叩いた3ホールのうち2ホールは、実は8Iでパーオンを狙える状況だった。残念ながら、うち1ホールは番手選択のミスで、大きくグリーンオーバーして、OBスレスレの林の中からの脱出で出すだけのダボオン・ダボ。もう1ホールはグリーン右バンカーに入れてバンカーでミスをしてのトリオン・トリ。要するに、この2ホールのミスは、番手選びも含めた「8I以下のミス」で、Par5だからこそのミスって感じは全くない。

もう1つのダボはボギーオン3パットのダボだから、これもPar5だからこそのミスではないような気もするけど、ショット内容を思い出すと、実はそうでもない。

  • 1打目
    ドライバーで引っかけ気味のフック。左がけ下の林へ打ち込む最悪のミス。
  • 2打目
    ガケ下林から8Iで脱出。距離を稼ごうとして前の狭い木間を狙って木にに当てた。ただ、ラッキーなことに、フェアウェイ方向に跳ねて、結果的には安全に真横に出したのと同じ状態に。
  • 3打目
    フェアウェイバンカー先の左足下がりのラフという状況。グリーンには届かない。前方にはコース全体を横切り、グリーン周りまでつながるウォーターハザード。手前に刻むと4打目に150-180yの距離が残り、ボギーオンも難しくなる。何とかしてウォーターハザードを越えたいと思い、7Wで打つが、ボールの頭を叩くミス。結果、ウォーターハザードの手前に。転がってウォーターハザードに入ることも十分ありえるミスだった。
  • 4打目
    残り152yを7Iの軽いフェードでナイスオン。かろうじてボギーオン。ウォーターハザードに囲まれたグリーンで、ラッキーなグリーンオンとしか言えない。
  • 5-7打目
    比較的距離があり、傾斜も難しいラインが残って残念ながら3パット。
もちろん3パットがなければ大満足のボギーだったんだけど、そもそもボギーオン自体がただのラッキー。内容としては、もっとひどい大叩きになっていてもおかしくない。
  • ティショットから、「2打目でウォーターハザードを楽に越えられるとことまで運びたい」と力んで、最悪の左へのミス。
  • 2打目も、3打目のウォーターハザード越えのために少しでも距離を稼ごうとしてミス。もう一度林の中に戻る結果になっても全然おかしくなかった。
  • 3打目も、やっぱり無理をしている。8Iぐらいでハザード前に刻むのがベストだった。そもそも7Wでどこに刻むのかさえ明確にしないまま、「とにかく超えろ」と思って振り回していた。
  • 4打目は会心の結果だけど、かなりのリスクをとって、たまたま成功しただけ。
こうやって見ると、ボギーオン3パットのダボではあるんだけど、典型的なPar5らしい崩れ方をしている。ほぼ全ショットで無理をして、3打連続ミスをして、4打目で奇跡的に上手く行っただけ。

Par5では特に、「易しい1打をつなぐゴルフ」が大切。無理せず、細かく刻んで、何の変哲もないボギーオンを目指す。その結果としての3パットやアプローチミスでのダボなら、それはもうショートゲームの問題で、Par5の罠は克服したといえる。

Par5の場合、ティショットとセカンドは「レイアップ」。ミスをせずに、打ちやすいところに運ぶことが目的で、飛距離はほとんど考えないぐらいでちょうどいいかもしれない。その結果3打目でグリーンが狙えれば狙えばいいし、難しそうならもう1回レイアップして、ラクにボギーオンを狙えばいい。

たった、これだけのことができていないから、Par5の数字がハッキリ悪いんだろう。Par5の克服はかなり意識的に取り組まないと、ダラダラとスコアを伸ばせない時期を過ごしてしまいそう。Par5でボギーセーブの意識、イメージをしっかり持とう。

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