朝霧CCの11Hはレギュラーティで340yのパー4。HDCP18。上級者なら絶対にパーが欲しいホール。
でも,僕には苦手ホール。ティショットの左右が狭く,特に右はずっとOB。スライス一辺倒の頃でも,左を向いてもなお,右の傾斜に行ってしまい,つま先上がりの2打目を大きくミスして,ボロボロになっていくのがいつものパターン。
球が掴まるようになってからは,逆に,フックや引っかけが怖くて左を向けず,真ん中を向いて打つと,どっちに曲がっても即死で,ティショットが怖くてしょうがない。そういうホールでした。
前回はティグラウンドで迷わず7Iを持ちました。ナイスショットで140y先のフェアウェイど真ん中。残り200y。ボギーオン狙いならこれでいいはず。
2打目以降のクラブ選択で,①「AW(100y)→AW(100y)」か②「9I(120y)→SW(80y)」か悩んだ末,②を選びました。120y先が比較的広く,自信があったことと,前の10HでSWでナイスオンしてボギーセーブできていたからです。
ところが,ここでプロから「消極的すぎる。もっと長いクラブを使おう。」と言われました。もちろんプロは「これはあくまで練習。ラウンドレッスンだから。」というスタンスで,そんなに深く考えてのアドバイスではないのです。
ただ,僕としてはプロがそう言うのに,拒否するのも何だし,渋々7Iを持ちました。プロは7Wとか4Uを持たせるつもりだったのかもしれませんが,正直なところ,7Iにさえ自信がありませんでした。
結果は,球が掴まらず,曲がりはしないものの,右に出てラフ。それも木の後ろ。結局,3打目でグリーンは狙えず,フェアウェイに戻して,4打目でナイスオンのダブルボギーでした。3打目でグリーンが狙えず、ボギーオンが絶望的になった瞬間の落胆は言葉では表現できません。無謀な2打目の最高のティショットが台無しです。
ここで問題なのは7Iでミスしたことではなく,7Iを持ったこと自体だと思います。
まず,7Iを持つメリットがない。ナイスショットで140y運んで,残るのは60y。これは僕には中途半端な距離で,どうせ刻むならウェッジのフルショットができる80~110y残した方がずっと安全,確実。
さらに7Iだと距離が出る分だけ,左右のブレの怪我が大きくなります。2打目9Iで同じミスをしていたら,20y後方だったわけで,3打目では木が邪魔にならず,ラフからでもグリーンが狙えたかもしれない。結局,クラブが長ければ長いほど,打つ距離が長ければ長いほど,左右の打ち出し角度の許容範囲は狭くなる。
結果論かもしれませんが,このホールは「7I→9I→SW」という僕の当初の作戦は,正しかったように思います。たとえ「消極的」と言われても,気持ちよくフェアウェイをつないで,ボギーを取れば,今の自分には100点の出来。
この日のラウンドは,1P/9B/6DB/2TBの「99」でした。11HのDBがBなら,18ホール中11ホールでボギー以内に収まった訳で,2つのTBをDBで踏みとどまっていたら,96の好スコアでした。
現在目指すゴルフは「ボギー,悪くてもダボ」で,今回はかなり良い線でした。HDCP1の6Hでもボギーがとれたし,かなり自信になりました。その分,初志貫徹できず,HDCP18の11HをあっさりとDBにしてしまったことが残念で忘れられません。
もちろんいずれは,ドライバーの精度を上げて,パーを狙うべきホールなんだろうけど,今はあくまで「より確実にボギーオン」を徹底する時期。できることの範囲内で,しっかりと意図を持って,ゴルフを組み立てるべき。その思いを新たにしました。
(追記)
徒然書いてきて思いました。たとえ,プロに言われて渋々長いクラブを持ったにせよ,7Iならどこまで飛んで,左右にミスが出たらどういうトラブルが起きるか,右に曲げると木がスタイミーになる可能性があるなら,もっと左を狙うべきなのか,等の検討がほとんどなかったように思います。
あの場面で7Iは「ノーリターン」の選択肢だったことに変わりはありませんが,リスクの検討を怠った責任はやはり自分にあるな,と反省。
0 件のコメント:
コメントを投稿